被災地で展開されている会員の取組をご紹介します。今後も、順次、会員の皆さまの様々な取組をご紹介していきます。
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本事業は産地が一体となり製品開発を持続的に行うプラットフォームの構築に向け、地元の水産業界の参画のもと、首都圏シェフ等が参加して行う魚食グルメコンテスト・グルメ研究会等の実施とこれを通じた製品開発に取り組むことで、経済復興と魚食文化再興を目指すものである。首都圏の有名シェフ主催の食事会(「魚食を考える食事会・試食会」)によって、地元業者や地域住民、マスメディアへのPRを行い、魚食グルメコンテスト(フィッシュ&チップスコンテスト)を開催したことで、地元水産業に活性化がみられた。コンテストの受賞作品は商品化され、地元スーパーやホテルで販売・提供された。
宮城県石巻市のモビーディック㈱は、マリンスポーツウェアの製造販売事業を営んでいます。設立は1975年(創業は1963年)、年間売上額は12億円で国内最大手のウエットスーツメーカーです。震災による津波で自社の倉庫と協力会社の工場が流されたが、経産省のグループ補助金制度を活用して復旧し、現在はアジア、・ロシアへの販路拡大を狙っています。
福島県富岡町にあったフジモールド工業㈱(現在は相馬市に移転)は、デジタルカメラ用プラスチック製品を主体とした精密プラスチック製品用の金型設計・製作及び成形加工を手掛ける企業です。コア技術である精密プラスチック製造技術により、デジタルカメラの小型化・軽量化に貢献しております。近年は、コア技術である精密プラスチック製造技術の更なる向上と技術開発の強化、そして次世代へ継承するための人材育成に注力しております。
本取組は、再生可能エネルギーである小水力・バイナリー発電事業の開始を見据え、専門家・学生及び来訪者の意見を交えつつ、「ニューツーリズム商品」として様々な仕掛けづくりを着手・検討し、福島県の子どもたちが郷土に誇りが持てるような商品モデル事業化を行うものである。
再生可能エネルギーを活用したニューツーリズム商品として、温泉熱体験施設や、温泉熱を活用した食育商品、見える化されたエネルギー施設等を開発しツアーパック化して販売した。また、ツアー参加者にアンケート調査を行うとともに、人材育成にも着手して再生可能エネルギー資源を観光商品として定着させるための仕組みを創り上げた。
福島県南相馬市の㈱ゆめサポート南相馬は、市内の既存企業の振興と創造的な新産業の創造を図るため、第三セクターによる企業支援組織として2006年に設立しました。それ以来、市内企業向けの経営相談業務、起業創業支援、ビジネスマッチング等を手掛ける他、 新規事業創出を目的とする産学官連携事業のコーディネート、大手企業への視察研修や医療関連の展示会への共同出展、加工技術の高度化を目的とする「相双技塾」等の取り組みを重ねながら企業間ネットワークの構築に積極的に取り組んできました。「足こぎ車いすの改良プロジェクト」などを実施しました。
(画像:メディカルクリエーションふくしまでの足こぎ車いす出展風景)
福島県JAふたば管内において、加工用紫かんしょを作付し、これを原料とした食品添加物用色素、服飾用染料、焼酎用原料などを製造する事業である。平成25年より試験生産を開始し、紫かんしょの収量や色素含有量は九州産と同等かそれ以上であることが確認された。今後、商品開発・販路の確保を行い、被災地の農業生産振興に寄与することを目指す。
本事業は孤立しがちな高齢世帯に対する医療・介護・生活支援を包括した「次世代包括ケアモデル」の実現を目指す。地域包括ケアシステムの核となる在宅医療・介護ネットワークの普及と拡大に向け官民協働の協議会を発足し、ICT技術を活用した在宅医療・介護の多職種連携モデルの実現に向け、運用ルールを刷新した。更に要介護者向けソーシャル・キャピタルポータルサイトを運営し、要介護高齢者の生活サポートを実現した。
森と海が共生するリアスの特徴を活かしながら地域のエネルギーと経済の循環を生み出して行く本事業は、最適な復興事業であると社長の高橋が決断したところからスタートしました。震災復興の象徴ともなりえる事業であり、日本の森林が抱える課題への挑戦でもあり、実際に間伐をする自伐林業家を養成する研修会の開催、証明書付間伐材買取制度の推進、木質燃料製造事業の展開、熱電供給プラントの建設運転、熱電力供給事業の推進等、川上から川下までの取り組みを行政、地元森林組合はじめ多くの専門家と市民の協力を頂きながら展開しています。
震災後の2011年10月に福島県の東邦銀行の協力のもと、福島県産品を取り扱う事業者の売上回復と県産品の風評被害払拭のためオープンしました。24時間365日ネットショップとギフト商戦時期に合わせて約48P構成のカタログを3万部発行し、ネット・FAX・電話注文による福島県産品の販売をしております。まもなくオープンして4年、現在カタログは8刊目を発行し福島県産品の約12万個流通(約4億円相当)の実績があります。
気仙地域で昔から親しまれてきた椿。その油は食用として、また女性の美容のために使われていました。しかし安い油が手に入るようになり、油は地元でも滅多に使われなくなりました。株式会社re:terraは、こうして地域に眠っている資源に新たな付加価値をつけ、世界に発信・販売していくことを目指しています。この地域で育まれていた文化、地域資源にもう一度光をあてる。そうすることで、地元で長く続く事業を、新たに生み出し、世界に発信できるブランドづくりをしていきます。