平成31年1月17日(木)~18日(金)に南京町広場(兵庫県神戸市)にて開催しました。
企画内容として、気仙沼の郷土料理等を提供する「飲食ブース」、気仙沼特産品の販売を行う「物販ブース」、サメの歯キーホルダー作りなどの体験型観光コンテンツで気仙沼の観光地としての魅力を伝える「観光ブース」、展示のほか震災語り部等を招いての講話を体験できる「歴史ブース」を設置しました。
①気仙沼観光コンベンション協会所属の語り部、尾形幹男氏に震災当時のお話をしていただきました。17日、18日ともに、2回ずつ講演を行いました。第1回:11:30~12:30、第2回16:00~17:00。各回15人ほどの聴講者で会場が一杯となりました。津波避難に際して近所同士の共助が非常に重要であることなど、被災の現場対応に関する知見・教訓等が語られました。津波でお母さんをなくされた中学生の手紙を読み上げる場面では、会場で涙を流される方がいらっしゃったりと、改めて震災の恐ろしさ、命の尊さを学ぶ機会となりました。
②「ちょいのぞき気仙沼」インストラクターの菅原理香氏に、体験型観光としてサメの歯キーホルダーづくりの指導をしていただきました。17日、18日ともに、13:00~14:30、で行いました。各回、5~10人の参加者がありました。細かい作業ながら和気あいあいと楽しんで制作されていました。
③気仙沼復興屋台村関係者3名から屋台村の歴史と震災復興の道のりについて話をしていただきました。小野寺雄志氏からは、復興屋台村気仙沼横丁の元事務局長のお立場から、復興屋台村のできた経緯やその後の概要についてお話しいただきました。熊谷友志氏からは、復興屋台村に出店していて、様々な復興支援者と交流してきたことについてお話しいただきました。熊谷美幸氏からは、元「気仙沼横丁を残す会」代表として、会の活動内容について話をしていただきました。17日、18日ともに、15:00~15:30で行いました。各回10名ほどの聴講者が参加し、全国からの復興支援ボランティアをはじめ、復興作業に携わる方々との屋台村での心通う交流、食を通じて気仙沼の良さを全国に発信していこうとする意気込みが語られました。
今回の事業を通じて、今後も継続的な被災地連携活動への大学教育からの貢献を行っていきたいと考えております。