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連携制度

連携セミナー制度

平成30年9月1日(土)に、「防災ワークショップ」を開催しました。

平成30年9月1日(土)にKIBOTCHA(宮城県東松島市)にて、「防災ワークショップ」を開催しました。


主催:
貴凛庁株式会社
共催:
東松島市、東松島市教育委員会、日清食品ホールディングス株式会社、NPO法人気象キャスターネットワーク、一般財団法人防災教育推進協会
協力:
東松島消防署鳴瀬出張所
開催日時:
平成30年9月1日(土)10時~17時
開催場所:
KIBOTCHA(宮城県東松島市)
開催概要:

防災意識を高めるとともに、防災知識の習得を目的として水害の発生や停電など具体的な災害を想定した「防災ワークショップ」を開催しました。


1.「備えて安心チキンラーメンサバイバル術プロジェクト」(日清食品ホールディングス株式会社)


講師:
中島史雄氏(ジャパンミッションサポート株式会社)
牧瀬勝己氏(ジャパンミッションサポート株式会社)
宮野徹氏(ジャパンミッションサポート株式会社)
時間:
10時~11時30分、13時30分~15時
参加人数:
各回親子20組50名以上
内容:
水害時に備えて体を固定するロープワーク、怪我人が出た時に備えた搬送方法、ガスや電気が止まった時に備えて火おこし法(ファイヤースターター、まい切り式等)を学びました。

2.「お天気キャスター大集合!親子で学ぶお天気ぼうさい教室」(NPO法人気象キャスターネットワーク)


講師:
藤森涼子氏(NPO法人気象キャスターネットワーク代表)
鈴木智恵氏(NPO法人気象キャスターネットワーク理事)
武田康男氏(NPO法人気象キャスターネットワーク)
時間:
13時~13時50分
参加人数:
親子20組60名以上
内容:
  • ① 天気から防災を知る

    竜巻の仕組みなど、天気についての基礎知識を学んだり、お天気クイズを実施しました。


  • ② 南極の氷を見る

    1万年前の南極の氷を見て、触り、またその音を聞いてもらいました。地球を様々な角度から考える機会を持つことができ、温暖化についても考える機会となりました。温暖化が日本だけの問題ではないことも理解しました。


  • ③ 雲を自分で作ってみよう

    雲のでき方を学ぶことで、雲が近づいてきた時の天気変化も気になるようになりました。また、実際に雲と竜巻も作ってみました。積乱雲は、強い雨や雷の原因となりうるということも学びました。これにより、危険回避のための知識も身に付けることができました。


  • ④ 2100年の天気予報

    2100年には日本全国、軒並み40度超えが予想されており、地球温暖化が進むことで災害が起こるリスクが高まることも理解できました。また、嵐や大雨などの異常気象が増えるため、ますます防災の必要性が高まることを認識しました。

3.「体験型防災学習!模擬体験をしてみよう!」(一般財団法人防災教育推進協会)


講師:
笠間正弘(一般財団法人防災教育推進協会・常務理事)
中尾望起子(一般財団法人防災教育推進協会)
時間:
10時~17時の間に随時開催
参加人数:
総数40名以上
内容:
  • ① 地震後のガラスが飛散した部屋を想定し歩く模擬体験

    災害時停電していることを想定し、目隠しを行い、ガラスの破片に見立てたペットボトルの上を歩くことで、暗闇を歩く体験を行いました。


  • ② 暑さ対策を考える訓練

    災害時の熱中症対策として、普段飲む機会のあまりないイオン水と経口水の飲み比べる体験をしました。


  • ③ 防災ビンゴゲーム

    ゲームを通して、水・非常食・懐中電灯・笛・タオル・ラジオ・軍手・新聞紙・ラップ・着替え(下着)・筆記用具・ブランケット・マスク・歯ブラシ・カイロ・救急セット・ウェットティッシュ・ゴミ袋(大)といった、災害時に必要なものの再確認を行いました。


4.消防車&救命法(東松島消防署鳴瀬出張所)


講師:
東松島消防署鳴瀬出張所職員
時間:
12時~13時
参加人数:
親子20組50名以上
内容:
  • ① 消防車に乗ってみよう!

    普段見るだけの消防車に試乗し、消防車がどのようなものを知ってもらいました。


  • ② 救急救命法

    現役消防隊員より、人工呼吸と心臓マッサージといった心肺蘇生法を学びました。


<ロープワーク>

<竜巻をつくる>

活動した成果:

普段から防災意識を高めるとともに、災害の際に使える技術を学ぶことができました。被災した施設が生まれ変わり、防災について学べる場となったKIBOTCHAでは「過去から学ぶ」(資料室にて過去の震災を学ぶ、語り部による過去の実体験を聞く)と「実際に役立つ」(緊急時の応急担架の作成、ロープワーク等)技術を提供しています。
その中でも、「実際に役立つ」技術に関しては、住民のみなさんの関心が非常に高いものです。今回は防災に関するそれぞれの道のエキスパートをお招きすることで、これまでとは違った災害時の模擬体験等を参加者に提供することができました。
普段体験できない防災に関するワークショップは、来場にとっても非常に有意義なものとして感じていただけたかと思います。
活動した成果と復興・創生との関係:

被災した施設が生まれ変わり、防災に関して過去から学んだり、実際に役に立つ技術を提供することで、復興が進んでいることの理解が得られました。
ただし、復興はまだまだこれからも続きます。中でも将来を担う子どもたちに「被災した施設のリノベーションによりハード面での復興はもとより、その施設にて防災に関する学びや技術を提供することによりソフト面での復興が前進している」ことを実感してもらえたことは非常に重要なことだと思います。
活動の結果を踏まえた今後の活動の方針・展望:

初めての取組でしたので手探りの面が多かったのですが、幸いにもご来館いただいたお客様及び共催いただいた企業・団体様には非常に良い評価をいただくことができました。
今後は、さらに多くの企業・団体様にご協力いただき定期的に開催したいと思います。 「過去を学ぶ」、「実際に役立つ」この2つを意識して今後も開催できれば、大人だけでなく子どもたちにとっても必ず有意義なものになると確信しております。
 
【本件に関する問合せ先】
企業・法人名:貴凛庁株式会社
担当::島崎 晋輔
Tel:0225-25-7319
Fax:0225-25-7309
Mail:shimazaki@kirintyou.co.jp
URL:http://kibotcha.com/