TOP > 連携制度 > 連携セミナー制度 > 宮城県 > 平成29年3月12日(日)に、特定非営利活動法人ボランティアインフォが主催する「311 未来へのつどい Peace On Earth 2017」が開催されました。

連携制度

連携セミナー制度

平成29年3月12日(日)に、特定非営利活動法人ボランティアインフォが主催する「311 未来へのつどい Peace On Earth 2017」が開催されました。

特定非営利活動法人ボランティアインフォの「311 未来へのつどい Peace On Earth 2017」が連携セミナー制度に採択されました。同イベントは、平成 29年3月12日(日)に日比谷公園 噴水広場周辺にて開催されました。

主催:
311 未来へのつどい Peace On Earth 2017実行委員会
構成団体:
特定非営利活動法人ボランティアインフォ、アースガーデン
開催日時:
平成29年3月12日(日)11:00~18:00
開催場所:
日比谷公園 噴水広場周辺
開催概要:
ボランティアインフォやアースガーデンから成る311 未来へのつどい Peace On Earth実行委員会は、東日本大震災の追悼イベントとしてPeace On Earthを2012年から毎年開催しています。毎年多くのゲストや参加者が参加されており、関東圏における東日本大震災の追悼イベントとしては一番大きな規模を誇っています。震災から6年が経過した今、被災地に目を向けると、NPOやボランティア、そして民間企業など、地元の方が中心となり進めている活動が復興の主役となっています。今年開催したPeace On Earth 2017では「東北の今を知り、そして皆でこの先の日本を考える」をテーマに、こうした被災地域で復興や地域課題の解決に関わっているNPOやボランティア、民間企業、地元の方をゲストとしてお招きしました。当日はゲストに震災から6年間の活動をお話しいただきつつ、ゲストと参加者が今後の復興活動に必要なことや、持続的に活動するための仕組み作りなどについて共に考えていく場となりました。具体的にはまず、長谷川 琢也氏(フィッシャーマンジャパン、ヤフー株式会社)、山元 崇央氏(ピースボートセンターいしのまき)より「東日本大震災後の石巻の漁業について」をテーマにお話しいただきました。石巻の漁業支援の現状に関するお話や新しい漁業の形の提案がありました。続いて近藤能之氏(南相馬 よつば保育園)から「南相馬の今」をテーマに、震災後の南相馬の街の様子や現在の南相馬の街づくりについてお話しいただきました。
近藤能之氏近藤能之氏
次に鈴木亮氏(東日本大震災支援全国ネットワーク 福島担当)をモデレーター、浅見彰宏氏(福島県有機農業ネットワーク)、本田紀生氏(元気になろう福島)を講師に、「震災から6年を迎え、福島の現状と課題」をテーマにお話しいただきました。震災から6年の福島の現状と課題について、元気になろう福島として様々な活動をしている本田氏からご説明いただきました。また、地域差が大きい福島の農業の現状とやっとスタートラインにたつことができた浜通りの農業について、福島県有機農業ネットワークの浅見氏からお話しいただきました。樋口佳子氏(LOVE FOR NIPPON、福島)、Candle JUNE氏(LOVE FOR NIPPON)には、福島を中心に毎月11日に仮設住宅の方と一緒に楽しい時間を過ごす活動を行い、地元の人と繋がりをつくっているLOVE FOR NIPPONの活動をお話しいただきました。岡 泰史氏(JCI石巻、はなき石巻、パークロック石巻)からは「石巻という街とそこに住む若者の可能性」をテーマに、石巻の新しいまちづくりについてお話しいただきました。震災時東京にいた岡氏が故郷石巻へ戻り、自身で企画・運営しているパークロック石巻などの説明がありました。今回のイベントではステージの近くに参加者の椅子を配置し、なるべくゲストから近い距離で話が聞けるように工夫をしました。参加者からさまざまな質問が出るとともに、ゲストの方が回答しつつも、「どういったアイデアがあると思いますか?」と質問を投げかける場面もありました。
メッセージメッセージ
東日本大震災が発生してから6年間、活動を継続してきた人が各地にたくさんいます。そうした方々にこの先も長く活動を続けていただくために、また新しい東北を築いていくために、「新しい東北」官民連携推進協議会のような仕組みがまだまだ必要であると考えます。すでに活動をしている方には、その活動をもっと多くの方に知っていただけるように工夫しながら、他地域や、NPO、行政、企業、ボランティアと連携し息の長い活動をして欲しいと思います。その他の方々にも、東北の今を知ることができるイベントに積極的に参加し、是非自分事として東北を捉えていただければと思います。今回のイベントは「東北の今を知り、そして皆でこの先の日本を考える」をテーマとしていましたが、この先の展開としては、実際に知り、そして生まれたアイデアをいかにアクションにまで繋げていくことができるかが重要だと考えています。支援が少なくなってきた東北に新しい繋がりを作り出していくことが、これからのPeace On Earthの目的となります。
 
【本件に関する問合せ先】
特定非営利活動法人ボランティアインフォ
担当:北村 孝之
Tel:090-8387-9797
Mail:kitamura@volunteerinfo.jp
URL:http://volunteerinfo.jp/