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連携制度

連携セミナー制度

平成29年1月26日(木)に、一般社団法人ふくしま連携復興センターが主催する「ふくしまDay2017」が開催されました。

一般社団法人ふくしま連携復興センターが主催する「ふくしまDay2017」が連携セミナー制度に採択され、平成29年1月26日(木)に開催されました。本件は、兵庫県立大学、甲南女子大学、神戸市等との連携の下、実施されました。

主催:
一般社団法人ふくしま連携復興センター
開催日時:
平成29年1月26日(木)
開催場所:
EDITORY神保町
開催概要:
ふくしま連携復興センターは、震災後丸6年を迎えようとしている今だからこそ各団体が見ている課題や取り組んでいること等について話を聞くことが重要と考え本セミナーを開催しました。
ふくしまDay2017ふくしまDay2017
冒頭の長沢復興副大臣からのご挨拶では復興庁が手掛ける今後の施策や、今後の福島の復興に向けての官民協働の重要性についてのお話を頂戴しました。
ふくしまDay2017ふくしまDay2017
続いて、特定非営利活動法人寺子屋方丈舎 江川和弥氏より、同法人が活動している福島県会津若松市には大熊町から多くの子どもたちが避難していること、徐々に地域の小中学校へ通う子どもたちが増えてきたことを伺いました。そうした中、もともとの地域のきずなを育み、かつ会津若松の子どもたちとの交流も重視して活動を継続していることを伺いました。続いて、特定非営利活動法人ザ・ピープル 吉田恵美子氏より、震災前から行っている「古着を燃やさない福島」活動について伺いました。たまたま"古着"というツールを持っていたことが、避難所での支援やボランティアセンターの運営につながったこと、いわき市内に避難してきた方・いわき市民との交流・融和のため、オーガニックコットン栽培などに力を入れて活動していることをお話し頂きました。続いて、特定非営利活動法人青空保育たけの子 辺見妙子氏より、震災・原発事故で福島の子どもたちが外遊びを制限されていること、そんな子どもたちに自然を体験させたいと、福島市に隣接する山形県米沢市で移動保育を継続されていることを伺いました。どこにでも生えているススキを知らなかった福島の子どもがいて、自然を知らないまま育つ子どもたちの課題を何とか解決したいとの思いがあるとのことでした。続いて、特定非営利活動法人コースター 坂上英和氏からは、郡山市でのコミュニティスペースの運営や、隣接する田村市の復興応援隊事業、川内村での被災者生活支援の取組について伺いました。いずれの活動も、地域の若者たちが主体的・自立的に活動できる基盤を作っていきたいという思いで展開していること、中長期的に見た福島の復興には若者の力が必須であり、復興を支える人材を輩出していく重要性を感じていることをお話し頂きました。最後に、特定非営利活動法人ふくしま30年プロジェクト 佐原真紀氏は、放射線量について行政などからの発表だけでなく、市民自らが測定できるようにしたいと活動していることをお話しされました。多くの支援を頂き大型の測定器を導入し、市民に役立てていただいていることや、測定したデータについて自ら判断する、賢い市民を育てていきたいという思いを話されました。今回、各団体から震災後丸6年を迎えようとしている今だからこそ見えている課題や取り組んでいること等についての話を伺うことが出来ました。登壇者と来場者によるクロストークの場では、少人数のグループに分かれ、より深堀した意見交換や、今後の具体的な取組に向けた議論等を行うことが出来ました。続く懇親会では、来場者、登壇者、運営側が交互に自由に交流し、会は盛況のうちに閉会を迎えることが出来ました。来場者には、福島県内で様々な分野で活動している登壇者からの話を聞き、福島の復興に向けた課題や取組の多様性を知って頂くことが出来ました。加えて、震災から丸6年を迎えようとしている今、少し見えづらくなってしまっている課題等も参加者一同で共有することが出来ました。来場者からは、複数の団体の話を一度に聞いたり、参加者ほぼ全員と交流出来た今回のセミナーは大変貴重だという声を聴くことが出来ました。今後当センターは、今回のセミナーに登壇・参加した方々の連携促進に貢献していきたいと思います。一つ一つの取組を経て出来た連携や協働のチカラを、福島の復興や創生に向けての面的な取組につなげていきたいです。来場した多様な主体が、今回のセミナーで得た学びを糧に新たなフェーズを迎える福島の復興と創生に向けより強固に連携していくことを期待しています。
 
【本件に関する問合せ先】
一般社団法人ふくしま連携復興センター
担当:山﨑 庸貴
Tel:024-573-2732
Fax:024-573-2733
Mail:info@f-renpuku.org