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協議会の活動

活動紹介

「新しい東北」ミーティングin東京を開催しました。

平成27年7月4日(土)に東京都立産業貿易センター浜松町館で「新しい東北」ミーティングin東京を開催しました。今回は東京に拠点を持つ多くの企業、NPO団体を中心に約150団体から約220名の方にご来場いただきました。

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今回のミーティングでは、会場内を「ステージエリア」「セッションエリア」「展示エリア」の3つのエリアに分け、講演やトークセッション、ワークショップ、ブース出展、パネル展示を通じて、被災地の「新たな挑戦」の紹介、そしてこれからの復興支援について考えました。

オープニングとして、始めに竹下復興大臣から、「お集まりいただいた様々な知恵、人脈、能力を持った皆様には『東北のために何ができるか』を考えていただき、東北の方には、外の人の視点を意識することや、新たな人との出会いにより、『新たな発見』と『新たなつながり』を作ってほしい」との挨拶がありました。
続いて、岡本復興庁事務次官から復興の現状等についての講演が行われました。
その後、石巻市笹野副市長からのメッセージとして、これまでの復興に向けた支援に感謝の意が示されるとともに、早期復興のため、CSR、ビジネス面の双方においてご協力賜わりたいと、来場者に向けて発信されました。

今回の特別企画として、NPO法人ETIC.、Google イノベーション東北の協力により、「企業による復興支援」(3部構成)を開催しました。
第Ⅰ部では「継続して復興支援に取り組む企業による講演」として林田昌也氏(キリン株式会社執行役員 CSV本部CSV 推進部長)にご登壇いただき、震災直後の様子から、現在の「キリン絆プロジェクト」に至るまで、取組の意図と内容や成果をご紹介いただくとともに、課題などについてご講演いただきました。

第Ⅱ部では、「企業による多様な復興支援活動の紹介」として、塚本亜紀氏(日本アイ・ビー・エム株式会社 社会貢献 担当部長)、龍千恵氏(公益財団法人ベネッセこども基金 事務局長・株式会社ベネッセホールディングス渉外部CSR推進課課長)、池田俊一氏(日本電気株式会社(NEC) コーポレートコミュニケーション部 CSR・社会貢献室 マネージャー)にご登壇いただき、各社の復興支援活動をご紹介いただくとともに、ファシリテーター:山内幸治氏(NPO法人ETIC.理事・事業統括ディレクター)とのトークセッションが行われました。
塚本氏からはIBMの短期・長期的な復興支援活動、龍氏からはベネッセのリソースを生かした支援や他の企業と連携した復興支援活動、池田氏からはNECのボランティア・プロボノ活動や実証実験についてご紹介をいただきました。山内氏とのトークセッションでは、企業における社会貢献活動の形や今後のあり方について意見が交わされました。
第Ⅲ部では、「復興支援担当者間での取組共有」として民間企業の復興支援担当者を対象としたワークショップを行いました。ファシリテーターとして、松岡朝美氏(グーグル株式会社 防災・復興プロジェクト プログラムマネージャー)、藤沢烈氏(一般社団法人RCF復興支援チーム 代表理事)をお迎えしました。参加者が2人1グループに分かれて自社の取組を紹介した上で、お互いにその取組の魅力や課題を明確にして伝え合っていただきました。参加者からは、「新たな気づきが生まれた」、「発見した課題に対し、より一層の活動促進に取り組んでいきたい」といった声をいただきました。

また、もう一つの特別企画として、大学生・大学院生向けのワークショップ「ボランティア・ワールドカフェ~Next Step for TOHOKU~」(平成27年度学生ボランティア促進キャンペーンイベント)を開催し、都内の大学を中心に約30名の学生が「東日本大震災の被災地の復興のためにできること」をテーマに、活発な意見交換を行いました。
まずは現状を知ることが重要であり、被災地を訪れてみようといった意見や大きな行動に移すことは難しくても、小さな支援を具体的に始めてみることが重要であるといった意見が出されました。

さらに、展示エリアでは、民間団体・大学・企業・自治体など様々な団体(20団体)が、被災地での復興支援の取組を紹介するブース出展を行い、来場者間での情報交換が行われました。
来場者からは「普段なかなか出会えない方とお会いし、ネットワークが形成できた」といった声や「自分たちのシステムを導入したいと言ってくださる方に出会えた」といった声が挙がりました。

その他、被災地での「新たな挑戦」や、復興庁・企業や支援団体による様々な取組などを紹介する約80枚のパネルの展示、会員団体による取組を映像で紹介する映像上映コーナーの設置など、来場者の方々には多種多様な復興支援の取組を知っていただく機会となりました。

最後に行われた「「新しい東北」つながる懇親会」では、全国の大学から被災企業にインターンシップを行う「復興支援インターン」に参加した学生による発表とセッションエリアで行われたボランティア・ワールドカフェ参加者へのインタビューが行われました。
「復興支援インターン」の参加学生からは、現地の食品加工業者での販路拡大・ブランド化支援や、地域商店街の活性化に向けた企画提案などのインターン活動報告がなされました。
ボランティア・ワールドカフェの参加者へのインタビューでは、岩手県からの参加者から「東京にも復興について考えている人がいると分かったことが収穫であった」という声を、都内の参加者からは、「周囲の人を巻き込んで、東北に行きたい」という力強い声をいただきました。
幅広い世代の参加者が復興支援を軸として交流を深める会となりました。

ご協力、ご出展、ご来場いただいた皆さま、ありがとうございました。


開催概要

日時
平成27年7月4日(土) 13時00分開始 17時00分終了(12時30分開場予定)
場所
東京都立産業貿易センター 浜松町館 4F 展示室 [東京都港区海岸1-7-8]
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参考資料
当日プログラム
フライヤー(「新しい東北」ミーティングin東京)
フライヤー(ボランティア・ワールドカフェ)

企画概要

被災地での「新たな挑戦」を知る

● 復興の現状等についての講演(復興庁)
● 「新しい東北」リレートーク
● ブース展示・パネル展示

これからの復興支援について考える

●【特別企画】企業による復興支援 <第Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ部>
協力:NPO法人ETIC.Google イノベーション東北
●【特別企画】ボランティア・ワールドカフェ 〜 Next Step for TOHOKU〜
● 「新しい東北」つながる 懇親会

タイムテーブル(ステージ企画)

13:00-13:30 オープニング・講演
  竹下亘復興大臣からの挨拶(予定)
復興庁による「復興の現状や課題についての講演」(復興庁 岡本事務次官)
石巻市笹野副市長からのメッセージ
13:30-15:00 【特別企画】企業による復興支援<第Ⅰ・Ⅱ部>
  <第Ⅰ部>継続して復興支援に取り組む企業による講演
キリン株式会社執行役員 CSV本部CSV推進部長
林田 昌也氏
<第Ⅱ部>企業による多様な復興支援活動の紹介
日本アイ・ビー・エム株式会社 社会貢献 担当部長
塚本 亜紀 氏
日本電気株式会社(NEC) コーポレートコミュニケーション部
CSR・社会貢献室 マネージャー
池田 俊一 氏
公益財団法人ベネッセこども基金 事務局長/株式会社ベネッセホールディングス
渉外部CSR推進課 課長
龍 千恵 氏
《ファシリテーター(第Ⅱ部)》
山内 幸治 氏(NPO法人ETIC. 理事・事業統括ディレクター)
15:30-16:30 「新しい東北」リレートーク
  被災地で「新たな挑戦」に取り組んでいる方々がプレゼンテーションを行います
16:30- 「新しい東北」つながる懇親会
  出展者・来場者の皆様で懇親会を予定しています。(無料)

セッション企画

13:30-15:30 【特別企画】ボランティア・ワールドカフェ ~Next Step for TOHOKU~
  大学生・大学院生向けのワークショップです。
15:30-16:30 【特別企画】企業による復興支援 <第Ⅲ部>
  復興支援担当者間での取組共有(ワークショップ)
《ファシリテーター》
松岡 朝美 氏(グーグル株式会社 防災・復興プロジェクト プログラムマネージャー)
藤澤 烈 氏(一般社団法人RCF復興支援チーム 代表理事)

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