TOP > 連携制度 > 連携支援制度 > 宮城県 > 平成30年2月19日(月)に、三陸オイスターフェスティバル実行委員会が主催する「牡蠣の知識・ノロウイルスセミナー(2回目)」が開催されました。

連携制度

連携支援制度

平成30年2月19日(月)に、三陸オイスターフェスティバル実行委員会が主催する「牡蠣の知識・ノロウイルスセミナー(2回目)」が開催されました。

三陸オイスターフェスティバル実行委員会の「牡蠣の知識・ノロウイルスセミナー」が連携支援制度に採択されました。同イベントは、平成30年2月19日(月)に星和ビル3階(宮城県仙台市)にて開催されました。

主催:
三陸オイスターフェスティバル実行委員会
参加団体:
株式会社海遊、株式会社日本微生物研究所、かき小屋渡波、株式会社飛梅他
開催日時:
平成30年2月19日(月)14:00~17:00
開催場所:
星和ビル3階
開催概要:
三陸オイスターフェスティバルは牡蠣のあふれる魅力と取扱いに関する正しい知識を、飲食店をはじめ牡蠣に携わる皆様により深く学んで頂くために「牡蠣の知識・ノロウイルスセミナー」を開催し、飲食店経営者にお集まり頂きました。 牡蠣には、美味しく栄養価が高いなど魅力的な食材というイメージがある一方、ノロウイルスや食中毒という好ましくないイメージもあります。牡蠣を扱うプロの皆さまに、衛生管理に関するより深い知識を提供し業務に活かして頂くために、実際の飲食店を運営している方々に実体験をもとにお話し頂きました。 まず、かき小屋渡波の寺岡征己オーナーにご登壇頂きました。ご自身の辛い経験を、自分の経験が牡蠣の業界の発展と未来に繋がるのであればと勇気をもってお話し下さいました。 被災地である石巻市にかき小屋をオープンして忙しさも増してきた3ヶ月後に、加熱用の牡蠣をお買い求めになったお客様が牡蠣を持ち帰り生で食べたためノロウイルスを発症し、営業停止になったとのことでした。営業停止になったことよりも、自分のお店に来てくれたお客様にノロウイルスを感染させてしまったということに自責と後悔の念に駆られたそうです。 感染の原因を調べると、お手伝いを頼んでいた地元の漁師が健康体(発症していない)のノロウイルスキャリアであり、その漁師から商品である牡蠣にノロウイルスが付着したということが分かったそうです。 この事実は参加者に大きな示唆を与えてくれました。どんなにきれいな海で育った牡蠣でも、感染源が人である以上、飲食店の現場で取り扱いを注意しないと感染を止めることが出来ないということです。牡蠣を扱う方のウイルス保持の有無を検査する体制を整えて行くことも不幸な事故を起こさないために重要であることをお話し頂きました。 次に飲食店の現場でご活躍されている株式会社飛梅の松野水緒取締役本部長に、どのようなことに気を付けてお店を運営されているのかをお話し頂きました。 飛梅では衛生面を徹底して管理しており、例えば、社員は体調が悪い場合には出社してはいけないそうです。また、お客様が嘔吐し店員が片付ける際には、他のお客様のご迷惑にならないように素早く片付けるのはもちろんのこと、食品を扱う社員が感染してしまうことがないよう、片付ける際の装備と掃除道具を予めセットで用意しておき、使い終わったらいち早く洗浄し消毒することを徹底しているとのことでした。
牡蠣の知識・ノロウイルスセミナー(2回目) 牡蠣の知識・ノロウイルスセミナー(2回目)
具体的な事例を交えたお話に、セミナー後には参加者から多くの質問が出ました。公開頂いた衛生管理マニュアルと、メーカー名を教えて頂いた掃除用具セットは非常に参加者の参考となったようです。こうした地道な活動が業界の発展に寄与して行くよう、生産者、販売者の連携的な情報共有を続けて参りたいと思います。
 
【本件に関する問合せ先】
三陸オイスターフェスティバル実行委員会
担当:伊藤 浩光
Tel:0225-25-6853
Mail:sanrikuoysterfestival@gmail.com
URL:https://www.sanrikuoysterfestival.jp/