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連携制度

連携支援制度

平成30年2月14日(水)に、三陸オイスターフェスティバル実行委員会が主催する「牡蠣の知識・ノロウイルスセミナー(1回目)」が開催されました。

三陸オイスターフェスティバル実行委員会の「牡蠣の知識・ノロウイルスセミナー」が連携支援制度に採択されました。同イベントは、平成30年2月14日(水)に星和ビル3階(宮城県仙台市)にて開催されました。

主催:
三陸オイスターフェスティバル実行委員会
参加団体:
株式会社海遊、株式会社日本微生物研究所、かき小屋渡波、株式会社飛梅他
開催日時:
平成30年2月14日(水)14:00~17:00
開催場所:
星和ビル3階
開催概要:
三陸オイスターフェスティバルは牡蠣のあふれる魅力と取扱いに関する正しい知識を、飲食店をはじめ牡蠣に携わる皆様により深く学んで頂くために「牡蠣の知識・ノロウイルスセミナー」を開催しました。当日は、約20名の飲食店経営者にお集まり頂きました。 講師にトップクラスの細菌・ウイルス検査を誇る株式会社日本微生物研究所の佐藤寿夫専務を迎え、ノロウイルスの被害の感染ルートや予防方法の正しい知識をお話し頂きました。 報道などで牡蠣と結び付けられて考えられてしまうノロウイルスは実は牡蠣で増殖することは無く、ヒトの中で増殖をすることが分かっています。だからこそ、牡蠣に限らず食べ物を扱う人が衛生管理や体調に気を付けることや、感染が起きたときに正しく原因を調べることが重要だとお話し頂きました。現在は遺伝子レベルまでの検査が出来る体制が整っており、感染ルートの特定ができるというお話も伺いました。 漁師が目指す6次化を行っている株式会社海遊の伊藤浩光代表取締役には、生産者の立場から牡蠣の歴史や牡蠣の魅力についてお話し頂きました。 牡蠣は古くは縄文時代から、地面に穴を掘って草をかぶせ蒸し焼きにする方法で昔から親しまれていたということでした。ナポレオンやカエサルは牡蠣の滋養強壮の力をとても頼りにしていて、遠征先で地元民に牡蠣を納めさせていたそうです。 牡蠣は世界各国で養殖が可能で、現在も養殖技術が日々進歩しているとのことでした。将来的に世界的な人口爆発による食糧不足を救う重要な役割を担う可能性が高く、普及を進めていかなければならないとお話し頂きました。 次に、株式会社飛梅の松野水緒取締役本部長に飲食店の現場でどのようなことに気を付けてお店のオペレーションをされているのかをお話し頂きました。 飛梅では衛生面の管理を徹底しており、例えば、社員は熱が出るなどの体調不良がある場合にはどのような理由があっても出社しないというルールがあるとのことでした。また、感染ルートが人である以上お客様が外からウイルスを運んでくることもあるため、店内の清掃、清潔さの維持についてこれまでの経験の蓄積から作成したルールとマニュアルを作り、社員全員に徹底していることなどを伺いました。 また貴重な失敗の事例の共有として、かき小屋渡波の寺岡オーナーにもご登壇いただきました。加熱用の牡蠣をお客様が持ち帰り生で食べてしまったため、ノロウイルスを発症し営業停止となった経験をお話しいただきました。開店してわずか3か月後のことだったそうです。一緒に手伝っていた漁師が健康(発症していない)体のノロウイルスキャリアであったことが原因だったそうです。牡蠣を扱う方のウイルス保持の有無を検査する体制を整えて行くことも、不幸な事故を起こさないために重要であることをお話しいただきました。
牡蠣の知識・ノロウイルスセミナー(1回目) 牡蠣の知識・ノロウイルスセミナー(1回目)
今回の取組は専門的な知識と具体的な事例を交えたセミナーとなり、ご参加の皆様からも「牡蠣の魅力をもっとアピールしていきたいと思います」と前向きな言葉を頂きました。このような地道な活動によって、参加者の皆様によって牡蠣の魅力を存分に発信いただき、牡蠣がより魅力的な食材として親しまれていくことを期待します。
 
【本件に関する問合せ先】
三陸オイスターフェスティバル実行委員会
担当:伊藤 浩光
Tel:0225-25-6853
Mail:sanrikuoysterfestival@gmail.com
URL:https://www.sanrikuoysterfestival.jp/