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連携制度

連携支援制度

平成30年3月3日(土)に、宮城県多賀城高等学校が主催する「防災ジュニアリーダー養成事業・東日本大震災メモリアルday 2017」が開催されました。

宮城県多賀城高等学校の「防災ジュニアリーダー養成事業・東日本大震災メモリアルday 2017」が連携支援制度に採択されました。同イベントは、平成30年3月3日(土)、4日(日)にホテルキャッスルプラザ多賀城および宮城県多賀城高等学校(宮城県多賀城市)にて開催されました。

主催:
宮城県多賀城高等学校、宮城県教育委員会
参加団体:
県内外の高等学校25校・中学校4校
開催日時:
平成30年3月3日(土)12:50~20:00
平成30年3月4日(日)9:00~15:00
開催場所:
ホテルキャッスルプラザ多賀城および宮城県多賀城高等学校
開催概要:
宮城県多賀城高等学校は、東日本大震災の経験と教訓を後世に継承するとともに、来る国内外の防災・減災に貢献することを目的として、震災の啓蒙活動に取り組んでいます。本取組は防災・減災について研究を行っている県内外の高校生・中学生がその成果を発表し合い、各校生徒・東北大学災害科学研究所等の有識者とのワークショップや被災地視察などを通じて意見交換を行い、学校間を越えた生徒の理解を促進・深化させることを目的として開催されました。 1日目はまず被災地スタディツアーを行い、震災当時、避難者の命を救った旧荒浜小学校を見学しました。次に、大津波の直撃を被った南蒲生浄化センターを見学し、折れ曲がった鋼材を見て津波の流木等による破壊力を実感しました。その後会場に戻り、東北大学災害科学研究所所長である今村文彦教授より「被災地スタディツアーから学ぶこと」というタイトルで基調講演をいただきました。 続いて「被災地スタディツアーから学ぶこと」というテーマでワークショップを行いました。16のグループに分かれ多賀城高校生がファシリテーターとなって意見を出し合い、代表グループによるクロストークで締めくくりました。
防災ジュニアリーダー養成事業・東日本大震災メモリアルday 2017 防災ジュニアリーダー養成事業・東日本大震災メモリアルday 2017 防災ジュニアリーダー養成事業・東日本大震災メモリアルday 2017 防災ジュニアリーダー養成事業・東日本大震災メモリアルday 2017
2日目の午前中はポスターセッションを行いました。全参加者が発表者と質問者に分かれ、宮城教育大学の野澤令照特任教授、東北大学災害科学国際研究所の佐藤健教授、東北大学災害科学国際研究所の佐藤翔輔准教授、兵庫県立舞子高等学校校長の谷川彰一先生といった4人の講師や引率の先生方を加えて活発な発表と質疑応答を行いました。最後に講師より、ポスターセッションの講評をいただきました。谷川彰一先生からは、「人の心を動かすには、言葉と文字の中に調査で知り得た人々の気持ちや自然の声を伝えねばならない。今後は、興味や関心の低い人にも言葉と文字で伝え、広げていくことがなにより大切。防災ジュニアリーダーには減災に向けた地道な取組と活動が求められる」というアドバイスをいただきました。午後は、多賀城高校災害科学科の生徒達による多賀城市内の被災地案内を実施しました。 本取組を通して、東日本大震災の被災地としての経験と教訓を共有できただけでなく、国内各地特有の災害の実態や防災活動の様子を知り、災害に関する知識を新たな視点から深めることができました。また、国内各地の講師の先生や生徒の皆さんの知見を共有することができ、とても有意義な交流会となりました。この取組の成果は大変大きいです。復興・創生活動の為に、来年度以降も今回のような活動の場を設定して、震災と復興について考える活動を継続したいと思います。
 
【本件に関する問合せ先】
宮城県多賀城高等学校
担当:防災主任 原田 実
Tel:022-366-1225
Mail:chief@tagajo-hs.myswan.ne.jp
URL:http://www.tagajo-hs.myswan.ne.jp