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連携制度

連携支援制度

平成29年12月2日(土)に、特定非営利活動法人日本冒険遊び場づくり協会が主催する「使われる都市公園をつくる」が開催されました。

特定非営利活動法人日本冒険遊び場づくり協会の「使われる都市公園をつくる」が連携支援制度に採択されました。同イベントは、平成29年12月2日(土)に神戸女子大学三宮キャンパス教育センター(兵庫県神戸市)にて開催されました。

主催:
特定非営利活動法人日本冒険遊び場づくり協会
参加団体:
認定NPO法人冒険あそび場‐せんだい・みやぎネットワーク、にしのみや遊び場つくろう会、キセラ川西プレーパークの会、特定非営利活動法人岡山市子どもセンター、神戸市役所他
開催日時:
平成29年12月2日(土)13:00~16:30
開催場所:
神戸女子大学三宮キャンパス教育センター
開催概要:
当団体は、地域で子どもたちが自由に遊び育つ豊かな社会の実現をめざし、日本全国の冒険遊び場づくりを支援しています。東日本大震災や阪神・淡路大震災の被災地では、公園の存在そのものが貴重な社会資源として再評価されています。こうしたなか、2017年都市公園法・都市緑化法などの一部が改正されたことを踏まえ、災害と公園の在り方について、また、公園をより柔軟に使いこなすために子どもの遊び場づくり活動ができることについて検討するため本イベントを開催しました。 当日のスケジュールは以下の通りです。

13:00 開催のご挨拶

関戸まゆみ氏(特定非営利活動法人日本冒険遊び場づくり協会代表)

13:10 第1部 基調講演

町田誠氏(国土交通省都市局公園緑地・景観課長)

14:00 第2部 冒険遊び場づくり活動実態調査報告(2016年度調査結果)

梶木典子氏(特定非営利活動法人日本冒険遊び場づくり協会理事・副代表、神戸女子大学家政学部教授)

14:30 第3部 シンポジウム

三浦幸雄氏(特定非営利活動法人日本冒険遊び場づくり協会理事・副代表、株式会社都市計画設計研究所代表取締役)
町田誠氏
広脇淳氏(神戸市建設局公園部長)
根本暁生氏(認定NPO法人冒険あそび場‐せんだい・みやぎネットワーク理事)
菅博嗣氏(株式会社あいランドスケープ研究所代表)

16:25 閉会のご挨拶

佐々木健二氏(特定非営利活動法人日本冒険遊び場づくり協会副代表)

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第1部 基調講演では、都市公園法改正(2017)改正のポイント、その背景と期待される運用方法、冒険遊び場づくり活動を実施している団体が子どもの遊び場としての公園の利活用に向けこの改正をうまく使っていく方法などを、管理・運用・活用の観点からわかりやすく説明していただきました。 第2部 冒険遊び場づくり活動実態調査報告(2016年度調査結果)では、2016年度に実施した全国調査の結果より、冒険遊び場づくり活動は、都市公園を含めた公有地を利用している団体が全体の7割程度であること、東日本大震災以降は東北地方において運営団体が増加したこと等が報告されました。 第3部 シンポジウムではまず広脇淳氏(神戸市建設局公園部長)より、神戸市が1995年に阪神・淡路大震災を経験し、壊滅的な被害を受けた際、公園はどのような役割を果たしたのか、また、それを教訓に力を入れてきた防災公園の整備や公園マネジメント、ボランティアの動きなどについて事例を交えてお話いただきました。 根本暁生氏(認定NPO法人冒険あそび場‐せんだい・みやぎネットワーク理事)からは、阪神・淡路大震災直後に神戸市で子どもの遊び場づくりに関与したこと、その後、東日本大震災により活動拠点としていた仙台の海岸冒険ひろばの被災を経験し、遊び場の大切さや公園の役割について再認識したことについて話題提供がありました。 菅博嗣氏(株式会社あいランドスケープ研究所代表)からは、公園法改正における協議会のあり方、冒険遊び場づくり活動団体と地域住民、自治体の協働のあり方等について参加者への問いかけがありました。 今回の都市公園法の改正において冒険遊び場づくり活動団体が着目する点は、協議会制度が創設されたことです。使える都市公園とするためにも、協議会を組織し、協議会の活用を推進していくことが望まれます。ディスカッションでも、協議会の作り方、運用方法などが活発に議論されました。国土交通省所属の参加者からは遊び場づくり活動を協議会のモデル事業として推進していってはどうかという提案がありました。 閉会挨拶後、登壇者への質疑応答があり、参加者同士の交流が行われました。 当団体は、東北地方において今後復興の過程で都市公園が整備されるにあたり、今回の都市公園法の改正によって位置づけられた協議会制度を取り入れ、より使われる都市公園を目指した運用ができるように情報提供や助言をしていきたいです。 本事業には全国各地の冒険遊び場づくり活動団体だけではなく、自治体職員にも非常に高い関心を持って参加していただきました。公園があっても遊べないと言われ続けていますが、本来公園はいつでも誰でも遊べるものであるはずです。地域の意向を考慮しながら、皆に使われる公園を目指す必要性を改めて考えたシンポジウムでした。
使われる都市公園をつくる使われる都市公園をつくる
 
【本件に関する問合せ先】
特定非営利活動法人日本冒険遊び場づくり協会
担当:理事・事務局長 久米 隼
Tel:03-5430-1060
Mail:info@bouken-asobiba.org
URL:http://bouken-asobiba.org