気仙沼信用金庫の「気仙沼・墨田区　新しいビジネス創出ミーティング」が連携支援制度に採択されました。本取組は平成29年10月20日（金）に東京東信用金庫との連携の下、気仙沼プラザホテル（気仙沼市）にて開催されました。

主催：

気仙沼信用金庫

参加団体：

東京東信用金庫

開催日時：

平成29年10月20日（金）17:00～20:00（※午後の視察後に開催）

開催場所：

気仙沼プラザホテルほか

開催概要：

気仙沼信用金庫は、業務を連携している東京東信用金庫（墨田区）と昨年7月より気仙沼水産物の都内での消費拡大を目指す「地産・都消プロジェクト」をスタートさせました。両地域の事業者を巻き込んだイベントが随時開催され、商取引の開始をはじめとした連携の成果が次々と生まれています。 今回、水産物に留まらない多様な新規事業の創出にも取り組むため、東京東信用金庫取引先の若手経営者23名が気仙沼の企業を視察しました。その後、連携支援制度を活用し、当地若手経営者26名との異業種交流会を開催しました。 視察では、水産加工事業者2社の視察を実施しました。株式会社ヨシエイ加工では気仙沼のフカヒレ製造過程を視察、株式会社ミヤカンでは、社長から経営者の考え方について講演いただきました。再建に至った想いやこれからの課題、社員のモチベーション向上策等について活発な質疑が交わされました。

連携支援制度で支援頂いた異業種交流会においては、気仙沼信用金庫菅原理事長、気仙沼市長から気仙沼市の現状と復興における人材育成への取組について説明するとともに、地域づくりに対する人材としての期待が示されました。 また、気仙沼の企業4社が事業プレゼンを行い、事業コンセプトと地域づくりへの貢献の視点を発表しました。それを受け墨田区の事業者による事業と製品の紹介も交えながらの交流会となりました。参加事業者は、互いに刺激を受けるとともに次世代経営者としての共通理解を深め、早速、都内の製菓企業と当地のスーパーマーケット企業との商談が具体的に進展していくこととなりました。

今回のプレゼン等により、参加者からは、あらためて地域活性化に向けた連携可能性について検討してみたいとの声が多く寄せられました。特に気仙沼市は、震災からの復興・創生に向け人材育成に積極的に取り組んでおり、地方創生にかかる包括連携を締結している気仙沼信用金庫でも引き続き学びとネットワーク構築の場を提供したいと考えております。 気仙沼信用金庫は、墨田区の経営者等とこれを機に更なる交流機会と具体的なニーズを踏まえたビジネスマッチングを企画して参ります。墨田区の経営者方の実体験をもとにしたアドバイスは、当地の経営者にとっても企業経営や地域づくりに向けて大きな推進力となることが期待されます。 当地の事業者が売上増加に向けた販路の回復・拡大、人材の育成・確保等、多くの課題を抱えている状況に変わりはありません。今後、気仙沼信用金庫はあらゆるツールを使用して、様々な活動に継続して取り組んでいきたいと思います。

 

【本件に関する問合せ先】
気仙沼信用金庫
担当:藤村　栄治
Tel:0226-22-5899
Mail:s1175002@facetoface.ne.jp
URL:http://www.shinkin.co.jp/kshinkin/