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連携制度

連携支援制度

平成29年11月26日(日)に、NPO法人東北開墾が主催する「陸前高田の牡蠣を美味しく食べるワークショップ」が開催されました。

NPO法人東北開墾の「陸前高田の牡蠣を美味しく食べるワークショップ」が連携支援制度に採択されました。同ワークショップは、平成29年11月26日(日)に佐々木商店との連携の下、開催されました。

主催:
NPO法人東北開墾
参加団体:
佐々木商店
開催日時:
平成29年11月26日(日)11:00~14:00
開催場所:
都電テーブル向原店
開催概要:
NPO法人東北開墾は、「陸前高田の牡蠣を美味しく食べるワークショップ」を都電テーブル向原店で開催しました。このワークショップは、東北の食を通じて一次産業の現場や被災地の取組を知って体験する「とうほく食べる学校」の第5回の企画として行いました。講師には、陸前高田市米崎町で牡蠣養殖業を営む佐々木商店の佐々木学氏を招き、被災地の養殖漁業の実態や震災後の取組、牡蠣の養殖法についてお話しいただきました。また、講師が参加者に殻付き牡蠣のむき方をレクチャーし、参加者は生きた牡蠣を自身の手で捌きました。司会は、NPO法人東北開墾の山下雄登が務めました。水産資源保護に携わる仕事に従事している方、東京で飲食店を経営している方、三陸の漁業に興味・関心のある方等が集いました。 会の冒頭では、まず、講師の生い立ちや家業である牡蠣養殖業を継いだ背景、講師自身が生産するブランド牡蠣「米崎牡蠣」の概要を紹介いただきました。次に、東日本大震災後に講師が実践してきた取組についてお話しいただきました。震災前は生産のみに注力していましたが、震災後に陸前高田を訪れた多くのボランティアの人たちとの交流を経て、情報発信と消費者との交流が今後の一次産業において重要であることを実感し、その後インターネットやSNSでの情報発信にも力を注ぐようになったというお話を伺いました。また、本会のように都市で一般消費者と交流できる機会があれば、積極的に足を運ぶようにし、講師の牡蠣を支持するコミュニティや飲食店との提携を育んできたとのことでした。 会の中盤では、講師の指導のもと、殻付きの米崎牡蠣を参加者たちが捌きました。米崎牡蠣は比較的殻が硬い牡蠣のため参加者たちは苦戦しましたが、その結果、講師が一人一人にアドバイスをする機会が増え、講師と参加者の距離が一気に縮まる時間となりました。さばいた牡蠣は、会場である都電テーブルの料理人らによって、しゃぶしゃぶや天麩羅、昆布締め焼きなどに調理され振る舞われました。 会の終わりには、牡蠣を美味しくするために養殖でこだわっているポイントについて講師から解説していただきました。参加者たちは、実際に牡蠣に触れ、食した後であったため、納得感を持って話を聞いており、講話後には多くの質問が出ました。また山下からは、翌週末に控えた陸前高田でのフィールドワークの告知も行いました。 当法人は、今後も引き続き、「食」という誰にとっても身近で欠かせないものを切り口に企画を実施し、東北の生産者と都市の消費者の関係性を築いていく機会を提供していきます。また、それらを実施する中で、東北の生産者が一次産業の現場や東日本大震災を経て得た知見を都市の消費者に共有し、都市の消費者がライフワークとして東北の一次産業に貢献できる機会も創造していきます。 消費者が生産現場を訪れるハードルは高いですが、生産者が消費地を訪れ消費者と交流することのハードルはそこまで高くありません。また、一度生産者と交流した消費者には、その生産者のもとを訪れる動機が生まれやすくなります。このことから今後も、消費地(主に都市部)で気軽に生産者と交流できる機会を増やすことが、双方の持続的な交流と相乗効果を生み出すことにつながっていくと感じています。
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【本件に関する問合せ先】
NPO法人東北開墾
担当:山下 雄登
Tel:0198-33-0971
Mail:y.yamashita@taberu.me
URL:https://school.tohokutaberu.me/