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連携制度

連携支援制度

平成29年10月1日(日)に、NPO法人東北開墾が主催する「庄内おばこサワラをみんなで解体して美味しく食べるワークショップ」が開催されました。

NPO法人東北開墾の「庄内おばこサワラをみんなで解体して美味しく食べるワークショップ」が連携支援制度に採択されました。同ワークショップは、平成29年10月1日(日)に庄内おばこサワラブランド推進協議会との連携の下、都電テーブル向原店(東京都豊島区)にて開催されました。

主催:
NPO法人東北開墾
参加団体:
庄内おばこサワラブランド推進協議会
開催日時:
平成29年10月1日(日)11:00~14:00
開催場所:
都電テーブル向原店
開催概要:
NPO法人東北開墾は、「庄内おばこサワラをみんなで解体して美味しく食べるワークショップ」を都電テーブル向原店で開催しました。このワークショップは、東北の食を通じて一次産業の現場や被災地の取組を知って体験する「とうほく食べる学校」の第3回の企画として行いました。講師として、NPO法人東北開墾のスタッフで「東北食べる通信」事業の責任者を務める山下雄登が、東北の一次産業の現状や被災地の取組、庄内おばこサワラブランドが立ち上がった経緯などをプレゼンしました。参加者には、東北の一次産業支援を継続的に行っている方、飲食店で東北の海産物を取り扱っている方、水産系の仕事に従事している方など、東北・水産業・食といった分野に興味関心を持つ社会人や学生が集いました。 ワークショップの冒頭では、まず、東北を例に生産者と消費者の関係性が希薄化している現状を挙げ、「東北食べる通信」や「とうほく食べる学校」がミッションとしている「生産者と消費者をつなげる(分断を解消する)」ことについて説明するとともに、本ワークショップの意義を参加者と共有しました。つぎに、日本の水産業が抱える課題(資源の枯渇、海洋環境や漁獲魚種の変化、担い手不足、収入の低下)を参加者間で共有し、それを背景として立ち上がった庄内おばこサワラブランド推進協議会のストーリーを、同協議会メンバーで東北食べる通信2016年9月号でも特集している漁師の鈴木剛太さんにお話し頂きました。参加者は、海洋環境に合わせた漁法(はえ縄漁)で漁師たちが臨機応変に対応していること、獲った魚に神経抜き等の処理を施すことで付加価値を上げて「量」から「質」への転換を図っていること、それに伴い収入を上げていることなどを聞き、次世代に日本の漁業をつないでいくには何が大切なのかを考えました。 会の中盤では、寿司職人の協力のもと、庄内おばこサワラを参加者たちがさばきました。さばいた身は、寿司職人が刺し身や鮨、炙り焼きにし、会場の都電テーブル向原店の料理人が唐揚げや煮付け、塩焼き、アラ汁などにして参加者に振る舞いました。実際に手で触れ、舌で味わうことで、前半の講話で聞いた生産現場や生産者のストーリーがより身近なものになり、「漁師さんに会ってみたい」「現地に行ってみたい」との声がたくさんあがりました。会の終わりには、前回のとうほく食べる学校で実施した、恋し浜(岩手県大船渡市)でのフィールドワークの活動報告を行い、被災地の生産者と、都会の消費者が交流する様子を参加者に伝えました。このフィールドワークの参加者には「生産現場に行くことで、食のありがたみを感じた」という話もしていただきました。また、恋し浜のホタテ漁師たちも、庄内おばこサワラの漁師たちと同様に量から質への転換を図ったことで独自のブランド価値を発信できていること、また、震災前から消費者との交流を続けてきたことで震災後に消費者から寄付が集まり、一早い復旧と漁業の再開ができたことを説明いただきました。 当法人は、今後も引き続き、「食」という誰にとっても身近で欠かせないものを切り口にイベントや企画を実施し、東北の生産者と都市の消費者の関係性を築いていく機会を提供していきます。また、それらを実施する中で、東北の生産者が一次産業の現場や東日本大震災を経て得た知見を都市の消費者に共有し、また、都市の消費者がライフワークとして東北の一次産業に貢献できる機会も創造していく予定です。東北には、都市の消費者を感動させる、海産物や農産物、はたまた生産者のストーリーがあります。より多くの人がその魅力に触れ、東北に想いを馳せたり、自分の生活や生き方を見つめ直したりする機会を享受できるよう、敷居を高く感じさせないイベントを設計していくことが肝要と感じています。
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【本件に関する問合せ先】
NPO法人東北開墾
担当:山下 雄登
Tel:0198-33-0971
Mail:y.yamashita@taberu.me
URL:https://school.tohokutaberu.me/