特定非営利活動法人災害支援団体ネットワークの「セラピードッグ活動2017」が連携支援制度に採択されました。同イベントは、平成29年6月7日(水)に加須ふれあいセンター(埼玉県加須市)、8日(木)にデイサービスゆふね(福島県双葉郡川内村)、9日(金)に表郷デイサービス(福島県白河市表郷)にて開催されました。
- 主催:
- 特定非営利活動法人災害支援団体ネットワーク
- 参加団体:
- 特定非営利活動法人日本捜索救助犬協会、認定特定非営利活動法人日本レスキュー協会、加須ふれあいセンター、川内村NPO協働センター、表郷ボランティアネットワーク
- 開催日時:
- 平成29年6月7日(水)~9日(金)
- 開催場所:
- 加須ふれあいセンター、デイサービスゆふね、表郷デイサービス
- 開催概要:
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特定非営利活動法人災害支援団体ネットワークは、福島県内外の避難者にドッグセラピーを行い不安やストレスを軽減することを目的とした「セラピードッグ活動2017」を企画しました。ドッグセラピーとは、精神的・身体的困難を抱えている人々が、訓練を受けドッグセラピーの認定をうけた犬たちに直接触れたりすることで、不安やストレスを減らし心と体を癒すためのセラピーです。
本取組では、当団体と、兵庫県伊丹市に拠点のある認定特定非営利活動法人日本レスキュー協会から隊員4名とセラピードッグ4頭、埼玉県久喜市に拠点のある特定非営利活動法人日本捜索救助犬協会から隊員1名と災害救助犬2頭、セラピードッグ2頭が3か所の施設を訪問しました。参加隊員は以下の通りです。
認定特定非営利活動法人日本レスキュー協会 事務局長 岡武氏
同 企画・広報・セラピードッグスタッフ 今井雅子氏
同 企画・広報・セラピードッグスタッフ 赤城亜規子氏
同 セラピードッグスタッフ 吉岡優依菜氏
特定非営利活動法人日本捜索救助犬協会 理事 江口タミ子氏
震災後に保健所で保護された犬やその子犬が訓練を経てセラピードッグとなるケースがあり、今回は福島県飯館村から避難し、厳しい訓練を経てセラピードッグとなった保護犬の子犬「ソラ」が、福島の被災者を慰問しました。ソラは大歓迎を受け、6月10日に福島テレビでもその様子が放送・紹介されました。
<取材を受けるソラ>

訪問先の加須ふれあいセンター(埼玉県加須市)では、まず、東日本大震災での災害救助犬の活動の様子を紹介し、災害救助犬の服従訓練の様子を披露しました。その後、各参加者にドッグダンスを披露したりセラピードッグを抱いてもらったり等、ふれあいを通した交流を行いました。ふれあいの中で、双葉での生活、自宅に置いてきたペットの話など、故郷について話す参加者もいました。セラピードッグとのキャッチボール、ジャンケン、輪くぐり、写真撮影を通して、参加者にも笑顔が生まれ、セラピードッグを介した温かい交流ができました。
重度の参加者が多かったデイサービスゆふね(福島県双葉郡川内村)でも、みなさんに災害救助犬やセラピードッグの登場を大変喜んでいただきました。加須ふれあいセンター同様に、ドッグダンスを披露して、各参加者にセラピードッグを抱いていただくなどのふれあいを行いました。過去に猟犬を飼っていた、また、現在猟犬を飼っている参加者と隊員の間で会話が弾むなど、わきあいあいとした時間を過ごすことができました。
表郷デイサービス(福島県白河市表郷)でもドッグダンスを披露して、各参加者にセラピードッグを抱いていただきました。セラピードッグとキャッチボール、ジャンケン、輪くぐり、写真撮影、ジャンプ等を行い、笑顔の絶えない活動となりました。
今回の取組を通して、セラピードッグが避難者の不安やストレスを和らげることに役立つことを改めて感じました。当団体は今後も、こうしたセラピーの効果を被災地内外に広めていきたいと考えています。また現在、今回の取組で知り合った方々との繋がりを通して表郷、川内村の物産を、隊員の活動拠点である関西で販売するイベントを企画中です。今後も当団体は、他団体と連携しながら復興の一助となる活動を続けていく意向です。
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【本件に関する問合せ先】
特定非営利活動法人災害支援団体ネットワーク
担当:松尾 道夫
Tel:048-729-6151
Fax:048-729-6152
Mail:info@citycabinet.npgo.net
URL:http://citycabinet.npgo.net/