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連携制度

連携支援制度

平成29年3月13日(月)~14日(火)に、企業組合コンシェルジェが主催する「岩手県宮古市小国の女性農業地域者たちによる新事業活動支援」が開催されました。

企業組合コンシェルジェの「岩手県宮古市小国の女性農業地域者たちによる新事業活動支援」が連携支援制度に採択されました。同事業は、平成29年3月13日(月)に小国地域振興センター、14日(火)に道の駅とおの風の丘にて開催されました。

主催:
企業組合コンシェルジェ
参加団体:
小国地区地域づくり委員会
開催日時:
平成29年3月13日(月)18:30 ~21:00、3月14日(火)10:00 ~13:00
開催場所:
小国地域振興センター、道の駅とおの風の丘
開催概要:
甚大な被害を受けた岩手県三陸中央部に位置する宮古市は、合併によって県庁所在地盛岡市に隣接する市になりました。盛岡と宮古を結ぶ106号線の岐路となる国道340号線は急カーブの多い立丸峠を越える難所でしたが、東日本大震災後、遠野市などの内陸部と沿岸を結ぶ緊急輸送道路として活用されたことがきっかけとなり、早急に改良が進められることになりました。かねてから改良を願っていた沿線の小国地区では、平成31年の全面開通に合わせ、閉校した小学校を活用して産直や飲食店を兼ねた地域交流拠点となる小国里の駅を構築中です。今後の小国地区の発展には、古くから地域の生活、食文化を守ってきた女性農業者たちの力が不可欠です。コミュニティ環境構築事業を推進する企業組合コンシェルジェは、三陸復興の要になる女性農業者たちのネットワークを作ることが必須だと考えています。そこで女性のネットワークづくりの先駆けであり、近年、農と食女性協会を立ち上げた伊藤淳子氏の講演会と、女性農業者により設立された企業組合夢咲茶屋(遠野市)の視察研修を実施しました。
農と食女性協会代表 伊藤淳子氏農と食女性協会代表 伊藤淳子氏
1日目は、農と食女性協会(http://www.nojo.link/)代表である伊藤淳子氏に「女性が動けば地域が輝く」と題して、同協会が取り組んでいるプロジェクトの概要や、女性市場が広がる理由、特産品企画・マーケティングのポイントなどをわかりやすく説明していただきました。女性の皆さんが参加しやすいように夜の開催としたところ、地域の女性農業者を中心に28名の参加がありました。小国里の駅にコミュニティカフェが欲しい、そこで首都圏との交流ができるような仕組みが欲しいなど、女性ならではの意見が活発に聞かれました。2日目は実際に工事中の340号線を通って、遠野市の道の駅とおの風の丘内にある夢咲茶屋へ向かいました。
夢咲茶屋代表 昆裕子氏夢咲茶屋代表 昆裕子氏
夢咲茶屋では代表の昆裕子氏から、法人化のきっかけとなったお話を伺いました。綾織地区の女性農業者たちで意見交換を定期的に行う任意組織「あやおり夢を咲かせる女性の会」があったからこそ、道の駅での茶屋営業が可能になったという説明がありました。質疑応答では、運営方法や法人化したことによるメリットなど小国里の駅開業に向けて参考になる事例を伺いました。 小国地区に限らず、岩手県内では過疎化が進むまちが数多く存在しています。そうした地域で女性が発言しやすい場を形成し、その声を集約し発信することで、地域をより魅力的にできるのではないかと考えています。魅力的な地域には人が集まり、「新しい東北」の創造にも繋がるのだと思います。企業組合コンシェルジェは、復興道路が完成し人や物資の流通が活発化する将来に向け、地域の魅力を発信する要となる岩手県の女性のネットワークづくりを推進していきたいと考えています。 今回の事業は企業組合コンシェルジェと、小国里の駅を通して地域を活性化させようとしている小国地区地域づくり委員会が連携することで実施することができました。活動を継続するにあたって、こうした様々な団体との連携が不可欠です。今回の事業を発信することで、さらに地域の理解と共感の輪を広げていきたいと思います。
 
【本件に関する問合せ先】
企業組合コンシェルジェ
担当:橋本 征子
Tel:019-613-6146
Mail:seiko@my-ccg.com
URL:http://www.my-ccg.com