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連携制度

連携支援制度

平成29年2月9日(木)に、気仙沼信用金庫が主催する「西尾・気仙沼 新しいビジネス創出ミーティング」が開催されました。

気仙沼信用金庫の「西尾・気仙沼 新しいビジネス創出ミーティング」が連携支援制度に採択されました。同ミーティングは、平成29年2月9日(木)に西尾信用金庫の会員事業者17社との連携の下、開催されました。

主催:
気仙沼信用金庫
共催:
西尾信用金庫
開催日時:
平成29年2月9日(木)
開催場所:
気仙沼プラザホテル
開催概要:
震災から5年以上が経過し、「集中復興期間」から新たな「復興・創生期間」のフェーズに入っていますが三陸沿岸地域の本格的な復興は道半ばの状況にあります。事業者においては事業の再生・継続、経営改善、事業承継、さらには成長分野における新たな事業展開など、地域住民においては生業の再生・住まいの再建など、様々な問題が山積み、顕在化しています。こうしたなか今回、愛知県西尾市に本店を構える西尾信用金庫の会員事業者17社による気仙沼市等への視察企画にあわせて、西尾・気仙沼 新しいビジネス創出ミーティングを開催しました。本ミーティングは、将来に亘る「継続した」地域間の新たなビジネス創出および地域活性化のきっかけ作りとなることを目的としたものです。具体的には、西尾・気仙沼の両地域における将来を見据えた課題や、観光資源等に関する意見交換を行うとともに、気仙沼地域の復興の中核を担う事業者9社と交流する機会を設けました。
西尾・気仙沼 新しいビジネス創出ミーティング西尾・気仙沼 新しいビジネス創出ミーティング
西尾・気仙沼 新しいビジネス創出ミーティング西尾・気仙沼 新しいビジネス創出ミーティング
当日はまず、西尾市の地域の概要や名産品(抹茶等)の紹介等を行い、抹茶にかかわる商品(お茶、お菓子等)が気仙沼側の参加者に配布されました。続いて、気仙沼市のイメージビデオや資料を用い、気仙沼の地域紹介を行いました。また、同市震災復興企画部課長より、「気仙沼市の挑戦」と題して、市の震災復興に向けた課題や地方創生における取組等について説明が行われました。 そして、愛知県西尾市にある発砲樹脂製造業を営む金山化成株式会社 一柳代表取締役社長によるプレゼン、特に建築用断熱材の工法等について説明があり、気仙沼地域の建築物等への導入について提案が行われました。続いて、気仙沼市長から、気仙沼の水産資源を活用した新たな取組みとして、当地域の水産資源研究会の事業について説明が行われました。同研究会は、気仙沼資源を活用した「機能性商品」「+αの商品」の開発・市場導入を行うことで、新たな産業・雇用を創出したり、Iターン者・Uターン者を獲得することを目指しています。また、同研究会が開発・商品化したサメコラーゲンを原料とした化粧品やホヤエキスを用いた調味料、ワカメを用いた調味料等の紹介が行われました。続いて、気仙沼市で水産加工業を営む株式会社小野万 小野寺代表取締役社長が講演を行いました。同社は三陸の鮮魚が水揚げされる気仙沼を拠点に、厳選した素材を独自の製法で加工し、近代的な工場からイカの塩辛、タコ、うに、わかめなどバラエティー豊かな製品を製造販売しています。商品の紹介とともに、被災地域の事業者における経営課題等についても説明が行われました。
西尾・気仙沼 新しいビジネス創出ミーティング西尾・気仙沼 新しいビジネス創出ミーティング
今回、参加事業者が交流するにあたり、参加経営者の年齢や社内での役職・役割、取扱商品、今回の交流会に期待するマッチング等を事前に把握したうえで、双方の信用金庫において事前に協議・調整した席次としました。この結果、各講師の講演後には活発な意見交換、個別商談等が始まり、終始盛況でした。交流では参加事業者同士で、西尾市の名産である抹茶を活用した新商品の開発、双方の売り場での名産品の販売イベントの企画検討、取扱商品の具体的な仕入にかかる商談、地域内等の取引先の個別紹介などがなされ、今後、さらなる連携に発展していく可能性が期待されます。当金庫は今回初めて他地域の事業者を招き、当金庫の取引先等との事業者交流会を主催しました。今回の開催に際しては、連携支援制度により資金的な支援を受けることができたとともに、申請手続きを通じて、他の採択事例を参考とすることでスムーズに準備を進めることができました。参加された事業者のみならず、気仙沼市長をはじめ行政側からも高い評価が得られ、地域金融機関である当金庫への地域内での多面的な役割発揮が期待されていると認識しました。当金庫は本件を契機に、参加事業者とのビジネスマッチングの進捗を把握するとともに、行政を巻き込み地域間で継続した交流を行っていけるよう引き続き取り組んでいくこととしております。
 
【本件に関する問合せ先】
気仙沼信用金庫
常務理事 藤村武志
復興支援部 部長 藤村栄治
Tel:0226-22-6830
Mail:s1175002@facetoface.ne.jp