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連携制度

連携支援制度

平成29年1月27日(金)に、公益財団法人オイスカが主催する「海岸林再生プロジェクト10ヵ年計画 報告会」が開催されました。

公益財団法人オイスカの「海岸林再生プロジェクト10ヵ年計画 報告会」が連携支援制度に採択されました。同報告会は、平成29年1月27日(金)に、阿波観光ホテルにてオイスカ徳島県推進協議会との連携の下、開催されました。

主催:
公益財団法人オイスカ
共催:
オイスカ徳島県推進協議会
開催日時:
平成29年1月27日(金)
開催場所:
阿波観光ホテル
開催概要:
オイスカは、平成23年3月11日の東日本大震災発生から6年目を迎えようとしているなか、時間の経過に加えて相次ぐ自然災害により同震災に対する人々の記憶や関心が薄れつつある昨今の状況を危惧しています。オイスカは日本各地に会員組織があることから、そのネットワークを活用し、未曾有の被害を受けた被災地の方が復興に向けて取り組む姿を伝えるとともに、継続した支援の必要性を、多くの皆様に理解していただきたいと強く考えています。今回の報告会は、開催地である徳島県から「海岸林再生プロジェクト」で植栽予定のクロマツの種子が提供されていることを背景に、現在の状況を知っていただきたく企画しました。
海岸林再生プロジェクト10ヵ年計画 報告会海岸林再生プロジェクト10ヵ年計画 報告会
参加者は29名で、プロジェクトの現場に行ったことある方はいませんでした。まず元日本経済新聞論説委員の小林省太氏より報告をしていただきました。小林氏は、最初にプロジェクトの概要について説明されました。なぜ海岸林なのか、クロマツなのかを説明し、10年間で100haに50万本の海岸林の再生を目標としていると伝えました。その後、プロジェクトの始まりや当時関わった人々、始まってから現在に至るまでの出来事などを報告し、現在のプロジェクトの進捗状況や今後の課題についてお話しくださいました。最後に、「このプロジェクトは徐々に広がりを見せ、計画に沿って事業が順調に進められているものの、海岸林は単に植えればよいというものではない。保育管理が必要であり、海岸林が潮風などから生活を守るまでには今後30年、50年の月日が必要で、ボランティアの力も借りて管理を続けていかねばならない。海岸林は地域社会のインフラであり、是非とも、現場を見に行っていただきたい」と結ばれました。その後、プロジェクト担当職員がボランティア活動と支援の広がりについて報告し、「プロジェクトの意義を理解し、少額でもいいから多くの人に支援協力いただきたい」ということを念頭に活動をしていることを参加者に伝えました。最後に、ご来場のお礼と引き続きのご支援をお願いし報告会は閉会となりました。今回の報告会では初めてプロジェクトについて知ったという参加者が多く、報告会終了後、徳島新聞社の方から取材を受けたり、参加者から自身のSNSに報告会を取り上げてもいいかという問い合わせなどを受けました。本報告会は、新たな広がりが期待できる会となりました。今後、大地震が起こる可能性もあるということで、徳島県内でも震災・震災復興に関心のある方が増えているようでした。プロジェクト以外の被災地のことももう少し聞きたいという方も少なからずいたようでした。次回、また機会があればそうした部分も含めて話をしたいと思いました。今後もプロジェクトの意義を多くの人に広く伝えていけるよう、全国各地で報告会を行っていくとともに、プロジェクトのことだけではなく、被災地が現在どのようになっているのか、復興の進み具合はどうなのかもできる限り伝えていきたいと思います。
海岸林再生プロジェクト10ヵ年計画 報告会海岸林再生プロジェクト10ヵ年計画 報告会
 
【本件に関する問合せ先】
公益財団法人オイスカ
担当:浅野奈々穂
Mail:asano@oisca.org
URL:http://www.oisca.org/kaiganrin/