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連携制度

連携支援制度

平成28年12月7日(水)、仙台市情報・産業プラザの多目的ホールにて、公益財団法人 地域創造基金さなぶり主催で「寄付のチカラ2016~欲しい未来へ・地域のささえあい~」が開催されました。

公益財団法人 地域創造基金さなぶりが主催する「寄付のチカラ2016 ~欲しい未来へ・地域のささえあい~」が連携支援制度に採択され、平成28年12月7日に開催されました。行政、企業、メディアの方々、そして復興の現場で活動されている団体の方々、一般個人の方々等、約60名が参加しました。

主催:
公益財団法人 地域創造基金さなぶり
開催日時:
平成28年12月7日18:15~21:00
開催場所:
仙台市情報・産業プラザ 多目的ホール(仙台駅西口AER 5階)
開催概要:
NPO、大学、企業、行政などで寄付に係る主な関係者が寄付月間推進委員会を立ち上げ、昨年から12月を「寄付月間~Giving December~」と位置付けて活動しています。具体的には、多くの人に寄付について考え、行動して頂くことを目指し、全国で寄付に関するさまざまなイベントやフォーラムを開催しています。仙台では、地域創造基金さなぶりが主催して、「寄付のチカラ2016 ~欲しい未来へ・地域のささえあい~」を開催しました。本イベントは、一人ひとりが寄付について考えたり、地域の課題を解決するために寄付が果たしている役割について考えるきっかけをつくることを目的としています。<野球評論家/元読売ジャイアンツ外野手・元東北楽天イーグルスヘッドコーチ松本匡史氏>
松本匡史氏松本匡史氏
今回のイベントでは、最初に野球評論家で元読売ジャイアンツ外野手・元東北楽天イーグルスヘッドコーチの松本匡史さんから、「寄付ストーリー・野球選手の知られざるもう一つの顔」と題して、松本さん自身が実践してきた南相馬での野球教室のこと、また震災体験から感じたこと、そして他の野球選手が実践している社会貢献、寄付活動についてお話をいただきました。松本さんは、「これからの人生は、人のお役に立てることをやっていきたい」と強い決意で語られ、参加者の共感を得ました。続いて、東北の復興の現場で日々活動をしている3人の方々から「未来トーク」と題して、それぞれの活動の取組みと課題について、データとストーリーで語っていただきました。<特定非営利活動法人アスイク代表理事・大橋雄介氏>
大橋雄介氏大橋雄介氏
まず、特定非営利活動法人アスイク代表理事・大橋雄介さんから「仙台・身近にいる子どもの物語」についてお話をして頂きました。子どもの貧困問題に取り組んでいる大橋さんは、経済的な理由から進学をあきらめざるを得ない子どもたちの状況、子どもの貧困を放置する社会的影響と損失、子どもたちを支援する活動の広がりについて、客観的なデータを交えながら説明されました。続いて、一般社団法人りぷらす代表理事・橋本大吾さんから「石巻・健康づくりとリハビリの物語」についてお話をして頂きました。住民主体で健康づくりを進めている橋本さんからは、介護を必要とする人の現状、健康づくり活動が効果を現した事例、介護予防を進めることによる社会的なメリットについて、やはり客観的なデータを交えながら説明していただきました。「未来トーク」の最後は、一般社団法人Bridge for Fukushima 代表理事・伴場 賢一さんの「福島・飯館村の未来を描く物語」でした。福島県で復興事業や若者の人材育成に取り組んでいる伴場さんからは、福島第一原発の影響で避難指示が続いている飯館村の現状、飯館村の未来を考えるためのデータブック作製、住民が主体となった地域課題解決への取組みについてお話をしていただきました。 <一般社団法人りぷらす代表理事・橋本大吾氏>
橋本大吾氏橋本大吾氏
<一般社団法人Bridge for Fukushima 代表理事・伴場 賢一氏>
伴場 賢一氏伴場 賢一氏
イベント最後には、宮城県古川市出身、青葉城恋唄で有名なシンガーソングライター、さとう宗幸さんの登場です。澄んだ歌声に心和む時間でした。昨年リリースした「あ・り・が・と・う・の歌」は、自分を支えてくれているすべての人たちへの感謝の気持ちがしみじみと伝わる、さとう宗幸さんの想いが込められた歌で、参加者はじっくりと聞き入っていました。寄付に込められた感謝の気持ち、寄付を受けた側の感謝の気持ちにも通じる、まさにこの日のテーマにふさわしい歌となりました。今回のイベントは、寄付への関心を持っていただくことを目指していました。地域の課題を解決するための活動にはさまざまな困難があり、その一つが活動資金であること、活動に関心のある方々からの寄付が課題に取り組んでいくための大きなチカラになるということを、実際に現場で活動する登壇者の方々からの生の声を通じて実感できたものと思います。参加者からも「復興は進んでいるような気がしているが、まだまだやるべき事があるように感じた」「具体的な団体の活動や想いを聞くことで、寄付の必要性を感じることができた」「福島の現状等はあまり情報がなかった。今回違う角度から改めて現在の東北の課題などが見えた」といった声が寄せられました。休憩時間には参加者同志が自己紹介をしながら感想を述べあう時間もあり、地域の人々がささえあいながら課題解決に取り組む重要性を確認していました。震災からの復興にはまだまだ課題が多く、そしてそれら課題は複雑多様になっています。当財団としては、これからも地域の課題を客観的なデータに基付き提示するとともに、地域の方々が協力しながら課題を解決していくためのきっかけづくり・橋渡し役になるという役割を再認識し、このような機会を重ねていかなければならないと感じています。今後とも東北の復興と当財団の活動にご支援、ご関心を賜われば幸いです。
 
【本件に関する問合せ先】
地域創造基金さなぶり
担当者:伴野(ばんの)
Tel:022-748-7283
Mail:event@sanaburifund.org
URL:http://www.sanaburifund.org/