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連携制度

連携支援制度

平成28年11月17日(木)に、気仙沼信用金庫等が主催する「墨田区in気仙沼メカジキフェア」が開催されました。

東日本大震災で被災した宮城県気仙沼市の水産業を支援する「地産・都消プロジェクト」の第一弾として、気仙沼信用金庫、東京東信用金庫、東京海洋大学が主催する「墨田区in気仙沼メカジキフェア」が連携支援制度に採択されました。同フェアは気仙沼メカジキブランド化推進委員会、気仙沼商工会議所
旬の味こうだい(気仙沼市内飲食店)、気仙沼しんきん復興支援基金等との連携の下、平成28年11月17日に開催されました。

主催:
気仙沼信用金庫、東京東信用金庫、東京海洋大学
構成団体:
気仙沼メカジキブランド化推進委員会、気仙沼商工会議所、旬の味こうだい(気仙沼市内飲食店)、気仙沼しんきん復興支援基金
開催日時:
平成28年11月17日(木) 15:00~16:30
開催場所:
和風居酒屋 遊人
開催概要:
「墨田区in気仙沼メカジキフェア」を、東京東信用金庫(東京都墨田区 理事長 相野隆)と気仙沼信用金庫(宮城県気仙沼市 理事長 菅原務)が平成28年7月に業務提携基本協定を締結したことにより実現した「地産・都消プロジェクト」の一環として開催しました。参加者は60名でした。本プロジェクトは、東日本大震災により甚大な被害を受けた気仙沼の水産物、特にこれまで流通が困難だったマイナー魚種(地域資源)などを都内飲食店での消費拡大に取り組むことを目指しています。震災以前からの課題でもあった付加価値向上については、供給側の一方的な提供・情報発信に留まることなく、消費地と産地事業者の接点(交流・情報)から価値を創造することが重要です。そのために、まず気仙沼(旬・人)を知ってもらうことから交流機会を創出し、消費地と産地における認識のギャップを確認・解消していくこととしています。今回、その第一弾として気仙沼市がブランド化を目指しているメカジキの試食会を企画しました。
墨田区in気仙沼メカジキフェア墨田区in気仙沼メカジキフェア墨田区in気仙沼メカジキフェア墨田区in気仙沼メカジキフェア
試食会では、気仙沼から「旬の味こうだい」の三浦代表のご協力をいただき、「メカしゃぶ(メカジキのしゃぶしゃぶ)」「メカステーキ(メカジキのステーキ)」「メカジキの竜田揚げ黒酢あんかけ」「メカジキの刺身」と「酢だこ(出席者である(有)村東商店、気仙沼信用金庫販路開拓戦略塾支援商品)」を提供しました。
メカステーキ(メカジキのステーキ)メカステーキ(メカジキのステーキ)メカジキの竜田揚げ黒酢あんかけメカジキの竜田揚げ黒酢あんかけ
メカジキの刺身メカジキの刺身酢だこ酢だこ
試食会後の意見交換では、消費地(首都圏飲食店・ホテル関係者など)から、「初めて試食したが大変美味しかった。今回を機に、当社シェフへメニュー開発などの提案をしていきたい。」「メカジキは寿司屋としてあまり使用しない食材だが、本日試食してみて色々な可能性を秘めていると感じた。」「質の良い『豚トロ』のような感じでメカジキの印象が変わった。宣伝の仕方次第で売れる食材だと感じた。」など今後の取引に繋がる好意的な声がありました。また、「昔はパサパサ感があり味噌付け等にしないと食べられないというイメージだった。」といった貴重な意見もあり、産地事業者からは、「東京でメカジキに良いイメージがないことを初めて知った。」「昔は船での保管状態が悪く美味しくないものもあったが、現在は良い状態で港に運ぶことが出来る。」「メカジキは幅広い用途で使用できる。」「震災後、地元近海船は随分減ったが、残った船は鮮度を重視し操業を続けている。」などの説明がありました。交流機会を創出し、消費地と産地における認識のギャップを確認するといった本試食会の目的を達成することができ、今後は当事者同士での会話に隠されたヒントや生の声を関係者にヒアリングし、取引拡大や商談機会の増加に繋げていきます。
気仙沼メカジキの試食会気仙沼メカジキの試食会気仙沼メカジキの試食会気仙沼メカジキの試食会
また、消費地からは「気仙沼に赴きメカジキの調理方法を知りたい。」との意見もあり、東京東信用金庫からの視察旅行提案に至っております。実現すれば、復興・創生にあたり「水産と観光の融合」を目指す気仙沼市にとっても好事例になると思われます。メカジキに限らず気仙沼(旬・人)についてより詳しく知ってもらい、イメージギャップを埋めつつ個から面の展開にするという方針に一定の手ごたえを感じた機会となったほか、東日本大震災で被災した気仙沼の水産業を支援する「地産・都消プロジェクト」の取り組みを広く発信することができました。今後、消費地と産地間の商談機会の設定や、主催者間での連携を強化し、「地産・都消プロジェクト」を更に確かなものにするべく取り組んでいきたいと考えています。
 
【本件に関する問合せ先】
気仙沼信用金庫
復興支援部・部長 藤村栄治
Tel:(0226)22-6830
Mail:s1175002@facetoface.ne.jp
http://www.shinkin.co.jp/kshinkin/