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連携制度

連携支援制度

平成28年8月20日(土)復興・防災を進めよう!地球環境に優しい住宅のセミナーが開催されました。

公益財団法人みやぎ・環境とくらし・ネットワーク (MELON)が主催し、南三陸森林組合、宮城県建築士事務所協会、宮城県地域型復興住宅推進協議会が共催する「地球環境に優しい住宅のセミナー・見学会・交流会 in 南三陸」へ連携支援制度が採択され、平成28年8月20日に開催されました。

主催:
公益財団法人みやぎ・環境とくらし・ネットワーク (MELON)
構成団体:
南三陸森林組合、宮城県建築士事務所協会、宮城県地域型復興住宅推進協議会
開催日時:
平成28年8月20日(土)
・第1部 見学会  10:00~12:35
・第2部 セミナー・交流会 13:15~16:10
セミナー開催場所:
南三陸町戸倉の(一社)宮城県建築士事務所協会のモデルハウス
開催概要:
地域の住民・林業関係者が参加し、有識者から南三陸杉の住宅資材としての有効性を学び、今後の県産材による住宅建築の増加を通じた林業の再生につなげていくことを目的として、見学会及びセミナー・交流会を開催。参加者は51名。
森林の見学会森林の見学会
バス内の勉強会では南三陸杉の歴史や、国際認証のFSC(森 林認証制度)に認定した経緯、南三陸材の活用例などの説明や 参加者からの質疑応答を受けた。森林の見学会では、南三陸材 が穏やかな気候のおかげで目が細かく、木の中心のピンクの部 分が多いのが特徴ということや、森林の整備をすることにより 土砂崩れなども防ぐ強固な土壌を育むことがわかった。製材所では、低温で乾燥させることにより、木が本来持っている防虫効果が長く持続し、家が建ったあとも長持ちしやすくなること等の説明があった。
南三陸材を使用したモデルハウス南三陸材を使用したモデルハウス
セミナーでは、セミナー会場である南三陸材を使用したモデルハウスのコンセプトの説明や講師の南三陸木の家互助会の後藤一磨氏から木造住宅の良さの説明、住宅の省エネ、災害時に活用できる機器の一つとして合同会社MMRの佐藤太一氏より ペレットストーブの設置を推奨するお話や、パートナーズの澤井仁氏より太陽光発電と蓄電池の併設置等について各講師から説明を受けた。また、南三陸の町民向けの住宅の整備や補助金の情報を役場の方から説明を受けた。
交流会交流会
交流会では、参加者より現地の講師へ震災前後の「南三陸で林業に関わっている方の収入」、「南三陸の流通など」に興味を持ち熱心に質問する者もいた。多くの参加者が南三陸町を支えようという気持ちになった。住宅建設の参考として、南三陸材の良さと省エネルギーで低炭素な循環型のライフスタイルを学ぶイベントとなった。
今後も、南三陸町の講師と連携して、県産材を使用した地球環境に優しい住宅が増え、林業の再生、ひいては東北の復興・創生に資することを目的とする啓発活動の一環として、地域住民の住宅の建設のためのボランティア活動を行う予定である。