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連携制度

連携セミナー制度

アーキテクツウィーク2020

 令和2年11月23日(月)~令和2年11月25日(水)に、せんだいメディアテーク1Fオープンスクウェア(宮城県仙台市)にて、アーキテクツウィーク2020を開催しました。

主催:
公益社団法人日本建築家協会東北支部宮城地域会
開催日時:
令和2年11月23日(月)~令和2年11月25日(水)
開催場所:
せんだいメディアテーク1Fオープンスクウェア(宮城県仙台市)
参加人数:
200名
事業内容:

■事業の背景・目的

 東北、特に宮城県内での建築のあり方などテーマに沿って建築家の考えや役割を知ってもらうことを目的としています。

■発表内容・質疑応答

1) 1日目

・「第1回JIA東北建築大賞2020」
 本賞は、東尾北6県に造られた建築(専用住宅・戸建住宅以外の建築)を対象とし、デザイン・性能・工法等において、東北の景観と環境に根差した優れた建築を生み出した設計者と施主・施工者に対して贈る賞です。公益社団法人日本建築協会東北支部では東北における空間の質及びデザインの向上に貢献するべく本賞を創設しており、JIA会員資格を問わず広く、新築または改修した建築作品を審査しました。
 審査通過作品は46作品中10作品となり、後日現地審査を経て大賞が決定いたします。

2) 2日目

・「建築と子供たちAROUND THE WORLD」
 世界中が新型コロナ禍で苦しむ中、子供たちが学ぶ環境も変化を余儀なくされています。そういう中で、アメリカの建築家で教育者でもあるアン・テイラー博士が提唱し、世界中で実践されてきた「建築と子供たち」の教育ビデオがまとめらたことはとてもタイムリーなことでした。ここでは総合学習ビデオの一部を、解説を踏まえながらご覧いただき、同時に日本語版「建築と子供たちカリキュラムポスター」の展示も行いました。
・「これからの建築とまちづくりPART6-仙台まちづくりシンポジウム・各地域の活動を通じて仙台の都市ビジョンを考える」
 JIA宮城地域会の建築・まちづくり基本法を考える会では「建築・まちづくり基本法」の制定に向けて継続的に活動しています。その中で一昨年から、宮城県の建築設計関連団体と共に、仙台市庁舎建替えや宮城県立美術館移転問題を題材に「仙台ラウンドテーブル」を企画し、幅広い視点から仙台の未来のまちづくりについて議論を進めてきました。今回は、「建築・まちづくり基本法」への理解を深めて頂くとともに、実際の事例を基に、仙台のこれからの建築とまちづくりについて考えました。具体的な事例として仙台駅東口、定禅寺通り、荒井地区等、仙台市の主だった3つのまちづくりの取り組みを取り上げ、各地区のまちづくり活動に尽力されている方々をお招きし、それぞれの取り組みを踏まえて、仙台の都市ビジョンについて様々な視点から議論しました。

3)3日目

・「木材と塗装について」
 木材の注目度が上がり、様々な木材が使用されるようになりました。代表的な木材の特徴と塗装の相性を、実際の製品特長を踏まえて紹介しました。
・「新型コロナウイルス(COVID-19)から人を守る私たちの技術提案」
  未だに世界中で猛威を振るう新型コロナウイルスから人々を守るために、協力会会員企業各社が保持する建築に関連する製品・素材等の関連技術を提示し、Zoom形式でディスカッションを行いました。
・「すイエんサー2016「知力の格闘技マイスター対決」録画放映」
  NHK Eテレで放送されている科学エンタメ番組すイエんサー内で2016年放映の「知力の格闘技マイスター対決」にJIA建築家チームが出場し、多岐にわたる専門家チームと対戦しました。今回は予選・決勝戦の模様を放映し、創意工夫と知恵を絞った奮闘ぶりで、改めて楽しいJIAを知っていただくことができました。

4)連日(展示)

・「建築と子供たちAROUND THE WORLD」
 セミナーとリンクして「建築と子供たちカリキュラムポスターを展示しました。
・「木材の塗料について」
セミナーとリンクして実際の木材や塗料を展示しました。
・「医療系感染拡大抑制するリフォーム商材提案」
 感染拡大防止支援事業の対象である、病院・診療所・薬局・訪問介護ステーション・助産所等の空間づくりの参考として、抗ウイルス壁紙、抗菌フィルム等の内装材の他、アクリルパーテーション、ノーマットカーペットなどの商品を展示しました。

写真



今回の事業の成果:

リアルタイムな事象を一般の来場者も交え議論でき、大変参考になる意見の収集ができ、好評を得ることができました。また、仙台のまちづくりの取組として建築家がどのような立ち位置で関わることができるのか、有意義な意見交換ができたと考えています。木材や塗料のPR、建築家の作品賞等、材料から完成作品まで「建築」を少しでも伝えることができたと考えています。

今後の活動の方針・展望:

コロナ禍で制約が多く、規模を縮小しながらも事業を行えたことに安堵しています。そのような中でも、我々が発信するテーマに反応して頂ける市民の方が増えていると認識しました。この取り組みを継続して「建築」とはどのような事なのか、それを専門とする建築家が集まった団体JIAはどのようなことを行っているのかを広く周知していきたいと考えています。

【本件に関する問合せ先】
公益社団法人日本建築家協会東北支部宮城地域会
担当:アーキテクツウィーク運営会議長 出井弘介
住所:〒980-0811 仙台市青葉区一番町4-1-1 仙台セントラルビル4F
Tel:022-225-1120
Fax:022-213-2077
Mail:miyagi@jia-tohoku.org
https://www.jia-tohoku.org