本イベントは、平成30年8月5日(日)に神戸ハーバーランドカルメニ広場(兵庫県神戸市)にて開催されました。
日常から、一人一人が防災への意識を高めておく必要がある。そのためには、家族内で話し合って、避難先・集合場所・携帯電話以外の連絡方法など、予め災害時での対応を家族間で取り決めておくこと。そして、自分の命は自分で守るという意識付けを徹底することが重要である。
震災時を想定して、物資の備えもするべき。災害時の翌日には、コンビニやスーパーの商品棚には何も残されていませんでした。最も不足したものはトイレットペーパーでした。まさかに備える必要がある。
震災時にあれほど見られた県外ナンバーの自動車もめっきりと減りました。復興が進む東北を訪れて欲しい。今の活況を見て欲しい。また、震災を知るきっかけとしても訪れて欲しい。震災がどのようなものであったかを大津波の爪痕から感じ取って欲しい。
震災によって、相馬ながれやま踊りも存続の危機に立ちました。踊りを継承する皆さんが全国に避難されてしまったからです。そこで、当時、中学生だった私たちが中心となって相馬ながれやま踊りJuniorの会を結成しました。以来、相馬ながれやま踊りの存続に向け、息をそろえた踊りとなることを目標に頑張ってきました。
被災した子どもたちの発した力強いメッセージは、期待を大きく超える内容でした。そして、「震災の風化」と言う言葉は被災者以外の方によって造られた言葉であるとも感じました。震災当時、小学1年生であった子供たちでさえ、薄れようもないほどの記憶として残っていると知ったからです。当日、会場にいらした方々から「涙が止まらなかった」という感想も聞かれました。子どもたちの記憶のそのままが会場に伝わったからだと思います。
相馬ながれやま踊りJuniorの会による踊りを通したメッセージの発信も、会場にお越しの方々のみならず、御協力下さいました関係者全てに大きなインパクトを残したようです。震災発生時以来、相馬ながれやま踊りの存続に向け、活動し続けている彼らだからこそ、踊りを通じてのメッセージは真っすぐに観衆の皆さまにも伝わったと感じています。「あの子たちの陣羽織と袴の姿は、不可能を可能にする力がある」という言葉を記者の方からも頂きました。
その他、神戸ハーバーランドでの「暑中お見舞い申し上げます!あれから7年が経ちました。東北は今!」に先行する2日前に、その周知も兼ね、ラジオ関西「時間です!古田編集長」への生出演(8月3日午後5時30分~45分)は、近畿一円はもとより、瀬戸内地域や名古屋圏まで放送されました。数百万人のリスナーの皆さまに東北の中高生たちが発信する「東北の今!」は生の声として伝わったと思います。