大阪大学 核物理研究センター/放射線科学基盤機構
学習分野の拡充・福島県飯舘村拠点の機能強化による課題解決推進
■これまでの取組
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福島県飯舘村での環境放射線実習を通じた人材育成と知の集積
- ・分野横断型の総合教育及び研究プログラムとして、環境放射線実習を飯舘村で実施。2016年に開始したプログラムだが、2018年度から大阪大学の正式な授業として実施
- ・「大学等の復興知を活用した福島イノベーション・コースト構想促進事業」に採択
■取組を始めたきっかけ・直面していた課題
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福島の未来を共に考える場作りの必要性
- ・真の復興の実現に向けて、次代を担う人材が、福島の未来に自発的に興味を持ち、定住者として移住することの必要性
- ・廃炉が完了した後の福島や浜通り地域の将来像について、人文社会系を含む幅広い分野の学生が大学の枠を超えて集い、共に学び、議論する場を整備、作ることの必要性
■現在・今後の取組
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学習分野の拡充・福島県飯舘村拠点の機能強化による課題解決推進
- ・分野横断型の総合教育及び研究プログラムを発展させ、大阪大学飯舘村拠点の機能を強化し、大学や世代の枠を超えた環境放射線に関連した教育活動、環境放射線測定、これらに関連した国際協力を目指す
- ・総合大学の強みを生かし、復興に関わる諸問題を、化学・物理・生物・医学などの理学的な分野から、政治・経済・人文・社会・文化芸術に至るまで、様々な学問分野の研究者視点で俯瞰し、それらの分野を横断的に学べる総合教育事業を目指す