「新しい東北」官民連携推進協議会
東日本大震災から10年を迎えた思い ~これからの夢・展望~

大阪大学 人間科学研究科

研究教育の拡充と野田村と大阪大学との人的交流の強化


■これまでの取組

    • 岩手県野田村での救援・復興活動支援と研究教育活動

      • ・岩手県野田村において救援から復興に至る活動に災害NPOと協力して携わり、研究教育活動を継続
      • ・弘前大学、八戸高専、京都大学、関西学院大学のグループとともにボランティア団体「チーム北リアス」を結成し、拠点を設けて活動を継続
      • ・未来共生イノベーター博士課程プログラム(未来共生)の拠点となり、夏期に滞在型フィールドワーク実習をはじめ教育実践に取り組む
      • ・2018年には野田村役場と大阪大学OOS協定を締結し、「野田学」というまちづくりの学習の場を設定し、講師を派遣するなど活動を継続
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■取組を始めたきっかけ・直面していた課題

    • 阪神・淡路大震災での教訓に基づく住民主体の復興の計画立案・サポート

      • ・未曾有の津波災害からの復興は困難であるため10年単位で継続的な関わりともつことを当初から計画
      • ・阪神・淡路大震災以来の経験から復興を主導するのは野田村村民であるという視点を堅持し、脇役に徹する
      • ・チーム北リアスや大阪大学の未来共生プログラムとともに村民主体の復興について試行錯誤し、場を整えることに重点を置く
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■現在・今後の取組

    • 研究教育の拡充と野田村と大阪大学との人的交流の強化

      • ・活動および研究面では、「野田学」の取り組みの拡充に向けて、役場職員が中心の野田学講義、野田学実習、野田学演習について村民にヒアリングする過程を慎重に進めながら検討
      • ・教育面では 夏期の滞在型フィールドワークを、テーマ、内容、進行の充実度を目指す
      • ・野田村から「野田学」受講生(住民)が大阪大学に一時滞在し、野田村の将来に役立ちそうな知見、人材などを得られるよう工夫を実施
      • ・一連の経緯を、来春大阪大学出版会から出版予定
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■取組に関連したWebサイト