設立発起人名簿・御挨拶

里見 進 様 国立大学法人 東北大学 総長

東日本大震災2011年3月11日に発生した東日本大震災は、地震と津波、そして原子力発電所の事故により、歴史上類を見ない未曾有の大災害となりました。震災から2年半が経過しておりますが、改めて、被害に遭われた方々に心からお見舞いを申し上げます。

東日本大震災私は、2012年4月に総長として就任する際、6年間の任期中の目標の1つとして「東北の復興・日本新生の先導」を掲げました。東北大学は、被災地域の中心にある総合大学として、復興に全力を傾けていく歴史的使命があります。本学が震災直後に立ち上げた「東北大学災害復興新生研究機構」がその歴史的使命を果たすべく創設された新たな組織です。

東日本大震災現在、災害復興新生研究機構では、8つの大学全体の重点プロジェクトと、本学教職員がその高い専門性を生かし、自発的に取り組んでいる100以上の復興支援プロジェクト「復興アクション100+(プラス)」が行われています。

東日本大震災本学のみならず、このような復興に向けた様々な取組が、今後多くの成果をあげるためには、政府・各省庁、自治体・住民、また国内外関係機関・企業等との連携・協力体制の構築が欠かせません。今回設立される「『新しい東北』官民連携推進協議会」が、「新しい東北」の創造に向けた被災地内外の全ての取組を強化し、ネットワーク型課題解決の一層の推進が図られることを期待しています。