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連携制度

連携セミナー制度

いぐするテラス特別編「人が育ち合う地域化サミット in 仙台」

平成30年8月2日(木)にファイブブリッジ1階(宮城県仙台市)にて、いぐするテラス特別編「人が育ち合う地域化サミットin 仙台」を開催しました。

主催:
一般社団法人ワカツク
参加団体:
株式会社アスノオト、特定非営利活動法人アスヘノキボウ
開催日時:
平成30年8月2日(木)18:30〜21:00
開催場所:
ファイブブリッジ1階(宮城県仙台市)
開催概要:
ワカツクは、東北における交流人口の拡大と課題解決型人材育成ができる環境づくりを目的として、いぐするテラス特別編「人が育ち合う地域化サミット in 仙台」を企画しました。当日は大学生を中心に、15人の参加者で行われました。
話題提供者はアスノオト代表取締役の信岡良亮氏。信岡氏は地域と都市を繋いで人材育成を行う「地域共創カレッジ」を主催しており、宮城県女川町で官民をつないでまちづくりを推進しているアスヘノキボウとも連携をしています。その信岡氏が、女川町をはじめとする日本各地をつないだ大学(仮称:「さとのば大学」)をつくる構想についての趣旨説明を行い、その後、地域全体で若者を育成する方法について参加者全員でワークショップを行いました。
信岡氏は、「さとのば大学」設立構想の背景にある問題意識を中心に参加者に投げかけました。「東日本大震災が起こったあと、日本は変わるかもと自分も含め期待したが、結局は変わらなかった。それどころか、より危機的な状況から目を背けているのでは無いか。例えば、統計によると2025年に団塊世代が75歳を越え、約半数が要介護者になる。となると、福祉にかかるコストをどうやって負担していくのか。個人の経済的偏差値を向上させる現在の高等教育だけでは難しい「そもそも」について考え、解決策を実現する人材を育成できる場を創りたい。」と語りました。

その後、参加者全員で車座となり各人が「人が育つ場」をどのように創っていくのかを疑似体験するため、自分自身がみんなと考えたいことを明らかにし、共感するテーマに集まって意見交換を行いました。「地域と都市との共存」や「新しい進路選択の形」、「家族の形」などのテーマで、問題点やビジョンを議論しました。これは「さとのば大学」が目指す、自由で安全な環境であれば議論が活発に進むということを、参加者に実感してもらうためでもありました。 また、アスヘノキボウのスタッフの後藤大輝氏から、本イベントの前日、女川町のキーマンたちと本構想の実現に向け、地域で若者が学べる環境を今後も作っていく動きをはじめていこうとの話し合いが行われたことが報告されました。 本イベントの結果、女川町への関係人口創出と東北各地の人材育成戦略を考えるネットワークをゆるやかに創っていくことが信岡氏と後藤氏、そして、参加者とで確認されました。引き続き、本構想の実現に向けて進んでいきます。
 
【本件に関する問合せ先】
一般社団法人ワカツク
担当:渡辺 一馬
Tel:022-721-6180
Fax:022-721-6181
Mail:info@wakatsuku.jp
URL:http://wakatsuku.jp/