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協議会の活動

活動紹介

令和4年1月29日(土)に、「『大学生発 福島キャリア新発見』読む会」を開催しました

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 「新しい東北」官民連携推進協議会は今年度も、福島県を拠点とする協議会の副代表団体等による意見交換会を実施しています。意見交換会では学生の地元就職が進む枠組み作りを目指し、福島の復興を担う人材育成に尽力されている一般社団法人 あすびと福島 代表理事 半谷栄寿氏とともに、学生主体の事務局による、地域の中で魅力のある企業の若手社員を対象とした取材記事「大学生発 福島キャリア新発見」の創刊を目指して活動してきました。

 「大学生発 福島キャリア新発見」の創刊にあたり、次年度以降の福島県の企業の魅力を発信する活動の拡大と、取材を行った学生の皆様の成長を目的に、「『大学生発 福島キャリア新発見』読む会」をオンラインで開催しました。

 「『大学生発 福島キャリア新発見』読む会」では、学生3名が作成した2つの取材記事に関して、協議会の関係者が読者目線でのレビューやアドバイスを行いました。また、最後に半谷氏より、次年度以降における方針を発表していただきました。

 ■大野農園株式会社への取材記事についての対話
 農地を活用した農園イベント事業、キッチンカー事業、果実加工・製菓事業など、幅広い事業を展開している大野農園株式会社 営業部門に勤める塚原健太氏への、福島県立医科大学1年生の中里香奈さんによる取材記事について対話しました。
 中里さんは、記事の作成にあたって、企業・人の魅力を伝える構成を考え、サブタイトルにも興味を持ってもらえるよう、大学生ならではの観点や感想を盛り込むなどの工夫をしたことについて紹介するとともに、取材を通してキャリアに対する視野が広がったと振り返りました。
 協議会関係者からは、記事のよい点として、通常の取材に加えてディスカッションを通して記事構成が考えられていることや、地域に暮らす学生の視点が盛り込まれ、問いかけから始まる記事構成が読み手にインパクトを与えていることなどが挙げられました。更なる改善に向けては、コロナ禍により地方の魅力が見直されている背景から、地方で働くことのメリットについても記事に盛り込んでみてはどうかというコメントや、実際に農業に従事している様子を可能な範囲で写真を活用して紹介できるとよいのではといったアドバイスがありました。
 コメント・アドバイスを受けて、中里さんは、今回のコメント・アドバイスを踏まえて次号以降の取材に臨みたいと感想を述べました。

 ■株式会社ふたばへの取材記事についての対話
 高い専門技術を有し、測量を通じて、まちづくりや文化財の保存等に取り組み、新たなまちづくり事業として地域に貢献している株式会社ふたばに勤める穂積香奈氏への、東北学院大学 教養学部 地域構想学科 1年生 沖沢優希子さんと福島大学 人文社会学群 行政政策学類 2年生 安藤禎基さんによる取材記事について対話しました。
 取材を振り返り、沖沢さんは福島での就職に拘っていく気持ちになることができたと感想を述べました。また、安藤さんは、中通りの出身者による震災の捉え方や働き方に対する考え方を聞くことができて新たな発見があったと振り返りました。
 協議会関係者からは、年代の近い若手社員の成長する姿や地元ならではの業務内容を記事にできたことや、サブタイトルの一つに「ふくしまという場所」というかな表記を用い、自身にとっての福島のイメージを工夫して表現したことなどがよい点として挙げられました。更なる改善に向けては、取材に応じた穂積氏の学生時代の専攻・専門性にまで踏み込んで紹介したり、事業に従事する想いや、事業内容を第三者にわかりやすく伝えたりする工夫のほか、SDGsに関する取組を盛り込むことでより読み手の関心を引くことができるのではないかといったアドバイスがありました。
 コメント・アドバイスを受けて、沖沢さんは、企業のWebサイト等からは知ることのできない若手社員への取材を継続しつつ、今後は企業の事業内容についてもより踏み込んで取材したいと次号への抱負を述べました。また、安藤さんは、自身が大学で学んでいるSDGsに関する企業の取組も盛り込んでいきたいと述べました。

 ■「大学生発 福島キャリア新発見」の次年度以降における方針について
 最後に半谷氏より今回の取組を通した感想と、次年度以降における方針を発表していただきました。次号に向けて、学生の求めている「学生の視点」での情報を次の記事へ繋げていきたいと抱負を語りました。また、次年度以降は「人の魅力を通じた企業の魅力発信」といったユニークさを担保しながら、あすびと福島の若手(学生・スタッフ)の主体性を尊重しつつ、年間12件程度を目標に記事の掲載を続けていくとの方針を示しました。

 ■「大学生発 福島キャリア新発見」記事へのリンク
 【大学生発 福島キャリア新発見】
 記事URL:https://note.com/fukushima_career
 【創刊にあたって】
 記事URL: https://note.com/fukushima_career/n/nd21e65b9d4a5
 【大野農園株式会社】
 記事URL: https://note.com/fukushima_career/n/n5cae08cfecd1
 【株式会社ふたば】
 記事URL: https://note.com/fukushima_career/n/n1bce376ebb55

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