「新しい東北」官民連携推進協議会では、会員同士の交流・連携促進や、一般の方々に向けた東日本大震災からの復興に関する情報発信を目的として、「新しい東北」交流会を開催しています。今年度の「新しい東北」交流会では、「東北の未来を共創する」をテーマとして、復興・創生に向けた取組や、東北でのこれからの連携・協働、地域づくりについて、発表・議論を行いました。
■開会挨拶
■「新しい東北」復興・創生顕彰 顕彰式
「新しい東北」復興・創生顕彰は、「新しい東北」の実現に向けた取組について、大きな貢献をされている個人や団体を顕彰するものです。平成29年10月から11月にかけて公募を行い、合計228件から、10件を選定しました。
■「企業による復興事業事例」 顕彰式
「企業による復興事業事例」顕彰では、震災後に売上等を回復させている企業の事例、震災前後に新規創業、または新規事業を開始した企業の事例など集め、特に産業復興のモデルとなることが期待される事例を顕彰しています。平成29年度は6事業者を選定しています。
「『新しい東北』復興・創生顕彰 顕彰式/『企業による復興事業事例』 顕彰式」の詳細はこちら
■ミニプレゼン
「新しい東北」復興・創生顕彰、企業による復興事業事例顕彰の受賞者や「新しい東北」復興ビジネスコンテスト2017受賞者の皆様に、取組の内容と、その背景にある思いについて発表していただきました。
■プレゼンテーション 企業と地域の新しい可能性
東北で活躍する企業から、復興支援をきっかけとした地域との関わりやこれまでの取組事例、今後の東北や全国の地域への関わり方の展望について、ご紹介いただきました。
■パネルディスカッション 「成功の循環モデル」から考えるこれからの地域づくり
パネルディスカッションでは、「『成功の循環モデル』から考えるこれからの地域づくり」と題し、復興庁「地域づくりハンズオン支援事業」の対象団体である国見町(福島県)や丸森町筆甫地区(宮城県)の取組を例として、相互理解や対話による「関係性づくり」を成果につなげる手法やこれからの地域づくりについて議論いただきました。
「『成功の循環モデル』から考えるこれからの地域づくり」の詳細はこちら
■ディスカッション 事業型NPOのアクション・プラン
復旧・復興の過程においては、寄付や収益を効果的に活用し、公益的な事業に取り組む事業型NPOが大きな役割を果たしています。今年度作成された「事業型NPOの未来に向けた提言」をもとに、東北における事業型NPOの課題や今後のビジョンについて、議論いただきました。
■被災地におけるコミュニティ形成のいま、これから―市民協働を通して―
被災地と支援者をつなぐ「被災者支援コーディネート事業」の中から見えてきたコミュニティの課題、今後求められる取組について、被災三県の行政、支援者等の間で現状・課題や解決に向けた取組を共有し、今後の活動に役立てるため、事例発表やパネルディスカッションを実施しました。
■NPOと学生がつながろう!~持続可能なコミュニティ支援活動のために~
岩手県・宮城県・福島県の5大学の学生ボランティア団体とNPO等の3団体が集まり、午前は参加団体による活動発表会を、午後からは日本IBM株式会社様にご協力いただき「プロジェクト・マネジメント」について学ぶワークショップを実施しました。
■販路開拓支援チーム交流会
被災地の主要産業である水産加工業の販路の開拓をめざし、行政や民間企業・団体等を構成員とする「販路開拓支援チーム交流会」を実施しました。
■東北企業版SDGsをめざす共創アイデアソン
全国の企業と被災地の企業が持続可能な連携を進めるため、「2030年の東北を輝かせるためのガイドラインを考えよう」をテーマに、岩手県、宮城県、福島県で活躍する地元企業のトップ、東北の企業を支援している団体や大学生、高校生らが集い、アイデアソンを実施しました。
■ブース展示
会場では、顕彰受賞者や「新しい東北」復興ビジネスコンテスト2017受賞者、被災地企業によるブース展示が行われました。
■懇親会
全プログラム終了後の懇親会では、登壇者や参加者の間で、名刺交換、意見交換が活発に行われました。