復興庁では、平成29年6月11日(日)~12日(月)に「復興フォーラムin大阪」を開催しました。本フォーラムは、東日本大震災の発災から7年目に入った今、復興や防災の分野で進む民間の取組や、福島をはじめとした被災地の復興の現状や魅力を発信することを目的としています。
・平成29年6月11日(日)大阪ステーションシティ(JR大阪駅)5F「時空(とき)の広場」
「東北縁日2017」をテーマに、東北マルシェやトークショーなどを通じて、復興に向けて取り組む"東北の今"をご紹介しました。多数の方にご来場いただき、盛況に開催しました。
【東北マルシェ】
8つのブースで、物産販売や観光情報紹介、絵付け体験などを行いました。お立ち寄りいただいた皆様には、桃のコンポート、ほやの塩辛、さるなしドリンクなど、東北各地の産品をご覧いただきました。
【ステージ企画】
東北の伝統芸能や、復興への思いを込めた絵本の読み聞かせ、復興ビジネスコンテスト大賞企業によるプレゼンなどの企画を実施しました。「よしもと福島シュフラン」などを行っているよしもとからも3組の芸人が登場し、会場を盛り上げました。
(ボランティアキャンペーンポスター紹介)
平成29年度学生ボランティア促進キャンペーンポスターの発表を行い、公募し選定されたキャッチコピーが披露されました。吉野復興大臣から表彰状を授与し、「東北への訪問を呼びかける素晴らしいキャッチコピーです」と受賞者に感謝を述べました。
・平成29年6月12日(月)大阪国際会議場
(講演「新しい東北と地域コミュニティの力」)
講演においては、巨大災害からの復興段階において、災害が問いかけた社会的課題に立ち向かう「創造的復興」の観点から、東日本大震災を受けて創造的に挑戦を進める「新しい東北」の取組が広がっていくために、地域コミュニティの中で地区防災計画が共有され、地域に根ざした取組によって地域力を醸成していくことや、そうした地域コミュニティと行政、企業、NPO、学校、専門家が多層連携していくことの重要性について、兵庫県立大学 減災復興政策研究科長の室﨑益輝氏に講演いただきました。
(座談会「福島って、今どうなってるん? ~ふくしまのおいしさ・たのしさを知る~」)
開沼博氏をコーディネーターとして、吉本新喜劇の未知やすえ氏、福島で農業を営む加藤絵美氏と、「コメの収穫量の変化」や「福島県の漁業の水揚げ漁の変化」などのテーマについて、データを見ながら座談会を行いました。また、ブランド米「天のつぶ」やさんまのポーポー焼きなどを実際に食べながら、福島の食べ物のおいしさや、未来に向けた展望について話し合いました。
(関西・東北での新しい取組)
(「とにかく東北に行こう! ~みつけた、私の『たからもの』~」)
ボランティア、インターン、企業からの出向等、様々な形で東北を訪れた方々から、東北へ訪れたきっかけや、訪れてみて感じた東北の魅力、自分が感じたこと、得られたことなどを発表いただきました。
(「動き出した関西×東北ビジネス連携」)
関西を拠点とする企業の皆様から、関西×東北で連携して進める復興支援の取組を紹介しました。奥地建産株式会社代表取締役会長・奥地誠氏からは新工場を福島県へ立地された経緯とその成果について、株式会社イトーキ東日本復興プロジェクト室室長・柏﨑寛氏、パナソニック株式会社東北復興推進室部長・松本健志氏、積水エンジニアリング株式会社テクノソリューション部長・名倉太一郎氏からは復興庁事業の「結の場」における事例についてご講演いただきました。