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協議会の活動

活動紹介

「新しい東北」フォーラムin仙台を開催しました。

平成27年10月12日(月)に、宮城県仙台市のせんだいメディアテークで「新しい東北」フォーラムin仙台を開催しました。当日は、せんだいメディアテークの1階オープンスクエアでの表彰式やリレートーク、7階スタジオシアターにおいて「新しい東北」シアター、「新しい東北」官民共同PR事業による特別企画と展示を行い、約400名の方にご来場いただきました。

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フォーラムタイトル

東北では、震災復興に向けて多様な主体(若者、女性、企業、NPO・自治体等)が連携して「コミュニティの形成」や「産業・生業の再生」など様々な分野で、震災前には見られなかった「新たな挑戦」が行われています。今回のフォーラムでは、「東北で進む『新たな挑戦』」をメインテーマとして、「新たな挑戦」に取り組む方々をスピーカーにお迎えした「新たな挑戦」リレートーク、「新しい東北」復興ビジネスコンテスト2015の表彰式や「新しい東北」官民共同PR事業による特別企画と展示、「新しい東北」シアターを行いました。

表彰式集合写真表彰式大賞授与

「新しい東北」復興ビジネスコンテスト2015表彰式では、髙木復興大臣の挨拶(大鹿審議官代読)に続き、ビジネス部門受賞の17件(大賞1件、優秀賞7件、企業賞9件)の表彰とアイデア部門受賞者の紹介を行いました。
表彰・紹介に先立ち、髙木復興大臣(大鹿復興庁審議官代読)からは、「引き続き住まいの再建の加速化や産業・生業の再生などに取り組んで、一刻も早い復興の実現を目指していく」、「受賞された方々の取組は先進的かつ創造的な素晴らしいものばかり」、「東北から『新たな挑戦』が数多く生まれ、我が国の地方創生のモデルとなる『新しい東北』が実現することを期待しています」と挨拶がありました。
ビジネス部門の表彰では、受賞者を代表して、大賞を受賞した株式会社バンザイファクトリー高橋社長から「働くことが幸せ、仕事があることが幸せ、楽しいということを伝えたくて今日までやってきた」、「その頑張りが評価されたようで、大賞を受賞できてうれしい」といった挨拶がありました。
ビジネス部門企業賞の表彰では、本コンテストにご協賛いただいたアイリスオーヤマ株式会社、株式会社KDDI総研、株式会社ジェイティービー(JTB)、損害保険ジャパン日本興亜株式会社、野村ホールディングス株式会社、東日本電信電話株式会社(NTT東日本)、東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)、丸紅株式会社、株式会社LIXILグループの各社から受賞者に目録がそれぞれ手渡されました。
アイデア部門受賞者紹介では、紹介に先立って協賛のパナソニック株式会社よりご挨拶をいただきました。
また、表彰式後には、協賛各社と受賞者の記念撮影を行いました。記念撮影の前後では協賛各社と受賞者の間で受賞内容について意見交換がなされるなど、表彰式は大いに盛り上がりました。

リレートーク(大山社長)リレートーク

ステージで行われた「新たな挑戦」リレートークでは、冒頭に、聞き手の公益財団法人 青柳 光昌氏から「新しい東北」とは何かということについてお話をいただき、続いてアイリスオーヤマ株式会社 大山 健太郎氏から「東北の強みを生かす経営」というテーマで特別講演が行われました。
リレートークでは、コミュニティの形成や産業・生業の再生など、様々な分野で「新たな挑戦」に取り組まれている10組のスピーカーに登壇いただきました。取組の背景や込める想いを、聞き手である公益財団法人日本財団の青柳様とのトーク形式でお伝えいただき、会場とスピーカーの方の想いなどを共有しました。

7階スタジオシアターでは、「新しい東北」官民共同PR事業による特別企画として「"東北の当り前"を、"全国の面白い"に変える、東北限定1日限りの参加型ワークショップ"」と題した2つの企画(「東北ライター塾」「Creative Summer Camp」)と、「新しい東北」シアターとして2本の映画を上映しました。

東北ライター塾Creative Summer Camp

「東北ライター塾」では、ニュースサイト「しらべぇ」の編集長であるタカハシ マコト氏を講師に迎え、「情報発信力で東北は変わる」というテーマで講演をいただきました。その後、「世界にも通用する究極のお土産」の出品事業者をゲストに迎え、トークセッションを通して、「商品にニュースバリューを付けていくには、どうすればいいのか」という点を分かりやすくご紹介いただきました。

Creative Summer Campでは、「CM試写会・ジモト面白さ発掘術クロストーク」と題してクリエイターの視点からの地元の魅力発掘・発信についてワークショップが行われました。「新たな東北の売り出し方」を30秒のCMで表現する「Creative Summer Camp 2015」の最終審査会で受賞したCMをご紹介いただき、同CMを作成した29歳以下の若手クリエイターのチームの方からCMが作られた背景・秘話などを語っていただきました。後半は、東北新社の中島信也氏、銀河ライターの河尻享一氏と受賞チームのメンバーで「地域の魅力はどう切り取れば輝くのか」というテーマのトークセッションを行い、地域を映像というコンテンツ、クリエイターの視点で見つめていくことの必要性・意義などを再確認いただきました。
※my Japanが開催した『Creative Summer Camp 2015』は、全国から集結した若手映像クリエイターが30秒のCMで「新しい東北」の売り出し方を制作・表現する合宿型映像制作プログラムです。

究極のお土産

また、同じく「新しい東北」官民共同PR事業で行われた東北を代表するお土産を発掘するコンテスト「世界にも通用する究極のお土産-新しい東北の挑戦-」にて、東北6県から募集のあった496の商品から第1次審査を通過した112商品のうち、56点の商品が1階、7階に展示されました。東北の魅力的な商品を多くの来場者の方に見ていただくことができました。なお、究極のお土産については、9月14日に東京で最終審査会が行われ、究極のお土産10品が選定されました。

「新しい東北」シアターでは、福島県天栄村で放射能汚染を乗り越えようとする農家の姿を追った『天に栄える村』と仙台市立木町通小学校の生徒が震災当時の様子や思いを地域の方にインタビューした『木町の3.11ーふるさとへの想いー』を上映しました。

ボランティアカフェ復興支援インターン懇親会

また、7階会議室a,bでは、大学生・高校生向けのワークショップ「ボランティア・ワールドカフェ」を開催しました。「東北からのメッセージ」というテーマのもと、被災地の現状を間近で見ている大学生・高校生25名が参加し、今被災地で求められていることや、現地にいて感じる思いを盛り込んだ同世代へ「東北からのメッセージ」をワークショップ形式で考えました。
リレートークにご登壇いただいたNPO法人wizの黒沢氏、一般社団法人ピースボート災害ボランティアセンターの山元氏にも、現地で新たな活動を行うゲストスピーカーとしてご協力いただきました。
被災地からのメッセージとして今何を伝えたいか、白熱した議論を行った結果、

「東北の現状(いま)を知る。
東北で未来(これから)を考える。
さあ、共に。」

が「東北からのメッセージ」として決定されました。

最後には、1階オープンスクエアにて、来場者とリレートークスピーカー、ビジネスコンテスト受賞団体などとの懇親の場を設け、多くの方に参加いただきました。また懇親会の中で「復興支援インターン」に参加した3名の大学生から発表がありました。若い世代に触発され、多様な来場者の皆様の間で懇親が見られました。

参考資料
開催報告はこちら

開催報告書

開催概要

日時
平成27年10月12日(月・祝) 12:30開始 17:00終了(予定)
場所
せんだいメディアテーク 1Fオープンスクエア/7Fスタジオシアター
(宮城県仙台市青葉区春日町2-1)
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参考資料

主な企画

  • 「新たな挑戦」リレートーク
  • 「新しい東北」復興ビジネスコンテスト 表彰式
  • 「東北ライター塾」
  • Creative Summer Camp
  • 「新しい東北」シアター
  • 懇親会
  • 大学生・高校生向けワークショップ(完全事前申込制)

タイムテーブル(1F オープンスクエア)

※プログラム・時間は予告なく変更になる可能性があります。

12:30-13:15 「新しい東北」復興ビジネスコンテスト 表彰式
  「新しい東北」復興ビジネスコンテスト2015の表彰式を行い、受賞した優秀な取組を紹介するとともに、協賛企業・団体にもご登壇いただきます。 震災からの産業復興、地域の活性化を牽引する先進的かつ創造的な取組が表彰されます。

ビジネスコンテストの詳細はこちら
13:30-16:20 「新たな挑戦」リレートーク
  東北では震災復興に向けて多様な主体(若者、女性、企業・NPO・自治体等)が参画し、コミュニティの形成や産業・生業の再生など、様々な分野で「新たな挑戦」が始まっています。
こうした挑戦に取り組まれている皆さまから、取組の背景や込める想いを、リレー形式でお伝えします。
  聞き手
  青柳 光昌 氏(公益財団法人日本財団 ソーシャルイノベーション本部 上席チームリーダー)
  特別講演
  大山 健太郎 氏(アイリスオーヤマ株式会社 代表取締役社長)

「東北の強みを生かす経営」

  リレートーク 第1部
  <スピーカー>
黒沢 惟人 氏(NPO法人wiz 理事/COO)
「若者のU・Iターンを促すインターンシップの展開」
今長谷 浩 氏(東北協同乳業株式会社 代表取締役社長)
「ヨーグルトで福島を元気にしよう!」
中川 雅美 氏(福島県浪江町役場 復興推進課)
「だれも住んでいない町の広報とは」
高橋 和良 氏(株式会社バンザイファクトリー 代表取締役)
「ベンチャー企業の研究開発」
佐藤 正実 氏(NPO法人20世紀アーカイブ仙台 副理事長)
「昭和の写真をもとにオモイデを掘り起こし、地元の人々と作る「3.11オモイデツアー」の試み」
  リレートーク 第2部
  <スピーカー>
岩佐 彩音 さん、佐藤 千咲 さん(宮城県立多賀城高等学校)
「多賀城高等学校が取り組む防災・減災教育」
山元 崇央 氏(一般社団法人ピースボート災害ボランティアセンター)
「7日からできる漁村留学 ~新しいボランティアのかたち~」
岩手 佳代子 氏(株式会社フカコラ美人 代表取締役)
「気仙沼の幸を振舞う「ゑびす振舞い」プロジェクト」
佐々木 結子 氏(八戸市まちづくり文化スポーツ観光部/八戸ポータルミュージアム はっち 館長)
「八戸及び北東北の震災復興における「はっち」の役割について」
岡本 俊太郎 氏(my Japan ファウンダー)
「Creative Summer Camp~地域の魅力を若手クリエーターが30秒動画で表現する~」
16:30-17:00 懇親会
  登壇者・来場者の皆様で懇親会を予定しています(無料)。

タイムテーブル(7F スタジオシアター)

※プログラム・時間は予告なく変更になる可能性があります。

10:30-12:20 「新しい東北」シアター:『天に栄える村』
  福島第一原発から70km離れた福島県天栄村で、放射能汚染を乗り越えようとする農家たちの苦闘を追うドキュメンタリー映画。[2013年/106分]
※無料でご覧いただけます。
13:10-14:10 「東北ライター塾」(「新しい東北」官民共同PR事業)
 

「ジモトの当たり前」を魅せ方と伝え方の工夫でどう発信すれば「売れる」「儲かる」「支持される」へと繋がるのか。東北の「眠れるお土産」を題材に、どう全国へ売り込んでいくべきか、ヒントを探ります。

「東北ライター塾」の詳細はこちら

「世界にも通用する究極のお土産-「新しい東北」の挑戦-」の詳細はこちら

「新しい東北」官民共同PR事業の詳細はこちら

14:15-15:45 Creative Summer Camp『CM試写会・ジモト面白さ発掘術クロストーク』
(「新しい東北」官民共同PR事業)
 

《石巻と食》《会津と漆器》《赤湯と温泉》をテーマに制作された映像を見ながら、どうジモトの面白さを発掘するかを、参加したクリエイターの視点も交え考えます。

Creative Summer Campの詳細はこちら

「新しい東北」官民共同PR事業の詳細はこちら

16:00-17:30 「新しい東北」シアター:『木町の3.11-ふるさとへの想い-』
  仙台市立木町通小学校の子どもたちが地域の方々に「震災当時の様子や思い」をテーマにインタビューを行った記録。[2013年/92分]
※無料でご覧いただけます。

タイムテーブル(7F 会議室)

※プログラム・時間は予告なく変更になる可能性があります。

13:00-16:00 大学生・高校生向けワークショップ
  「東北で被災地支援に取り組む学生が、外に向かって伝えるべきこと」をテーマとして、大学生・高校生の皆さんを対象としたワークショップを実施します。
※完全事前申込制です。

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