事業概要
- 漆器の繋ぎ手・伝え手として、「山と、人と、食卓を繋ぐ」をテーマに、日本の木と漆の文化と産業を未来に繋ぐサイクルを作る取り組み。
- 400年の伝統を持つ会津漆器を中心に、2013年より作り手と使い手を繋ぐ工房ツアー「テマヒマうつわ旅」を展開。2015年には、ダイアログ・イン・ザ・ダークとの協働により世代を超えて受け継いでいく素材循環型漆器ブランド「めぐる」を販売開始。物の裏側にあるストーリーも合せてお客様に届ける取り組みを実践。
- 地域のNPOや市民と連携し、会津での国産漆の再生活動にも取り組む。
受賞のポイント
- 会津漆器の再生及びそのバックグラウンドへの着目は、高いストーリー性を有しており、かつ伝統工芸振興のモデルケースになりうると評価しました。
- 企画から製造まで一貫して福島県会津若松市で行い、地域のNPOや市民と連携して会津を拠点とした国内漆の再生活動にも取り組む等、地元産業に与える波及効果は大きいと評価しました。
事業概要
- 地熱を活用して製造した馬ふん堆肥によるマッシュルームの栽培を行っている農場「ジオファーム八幡平」において、引退競走馬等を飼育し、馬ふん堆肥によって「ウマい野菜」を栽培。馬の愛好家等からの会費を馬の飼育にあて、野菜を還元するという持続可能な仕組みの普及拡大を目指す事業。
受賞のポイント
- 未利用資源(地熱、馬ふん)を活用した野菜栽培の取組をベースに、さらに馬の愛好家に支援を求めるビジネスモデルは合理的で実現可能性が高い点や、野菜生産者との連携により地域への波及効果が期待できる点を評価しました。
事業概要
- 耕作放棄地を利用し、ラーメン店向け長ネギの大規模生産・流通・販売の一貫体制構築を図る事業。
- 地域の農業後継者の育成と障がい者の雇用を図り、農家の息子が地域を守り、障がい者が納税者となるモデルを創る取組。
受賞のポイント
- 耕作放棄地を利用した大規模農業を障がい者雇用に結び付けているというストーリー性や、農業再生・ふるさと創生として先駆的なビジネスモデルを有している点を評価しました。
事業概要
- 震災直後より、市、農家、企業と連携して、稲作に代わる作物として菜の花を栽培し、無焙煎で菜種本来の風味を生かした菜種油の6次化商品を開発・販売する事業。マヨネーズベース・味噌ベース等のドレッシングの開発に取り組む。
協賛企業からのコメント
- 6次産業化商品の開発と販売を通じて農地の再生を目指す取組は、地産品の首都圏での流通を促進し、地域の魅力を高め、地域活性化を図る弊社の取組と親和性が高いと評価しました。南相馬の特産品を作りたいという高校生のチャレンジに期待しています。
事業概要
- 旅行先の生活様式や文化を体験したい外国人旅行客が、まるでそこで暮らしているかのような「ちょっと日本体験」を検索して、申し込みできるインターネットサービス。その体験は、日本各地の満50歳以上(サービス利用時)の方々が提案・提供する。
協賛企業からのコメント
- 地域のシニア層には社会参加を通じた生きがいを、訪日外国人には他では得られない体験価値を提供するユニークなビジネスアイディアです。地域活性化に資する点に加え、今後のICTの更なる活用が見込める点を評価しました。
事業概要
- 「人と出会う」、「地元と触れ合う」ことを目的として、世界中から人が集まる、地元に根ざして国際色豊かなゲストハウスをつくります。
協賛企業からのコメント
- インバウンドのお客様に対して、民泊の問題は近年の社会課題でもあります。また、おもてなしの心、異文化との交流の大切さ、楽しさを伝えることを自分の仕事として、実現したい。この夢に期待を持ちました。
事業概要
- 伝統的工芸品としての「仙台箪笥」をはじめとした和箪笥の生き残りをかけた海外輸出のためのプラットフォーム創りを行う事業。
協賛企業からのコメント
- 伝統技術の継承と地元特産品の振興を目的として「海外展開」に注目した当社のプランは、自社のみならず地域企業同士の共生・発展を意図したものであり、地域金融機関として大いに共感しました。
事業概要
- ひまわりを全国各地でいわば「里親」として育て花を咲かせて採種し、その種を福島の地で「復興のシンボル」として咲かせることにより、全国と福島の絆を深める「福島ひまわり里親プロジェクト」を実施。
協賛企業からのコメント
- 「ひまわり」を福島の復興のシンボルとするこのプロジェクトが、障がい者の雇用、学校の道徳教材としての活用につながり、さらには地域の観光振興の実現に向けて取組まれている点を高く評価しました。今後の更なる発展に期待しています。
事業概要
- 地元の特産品であるホヤの販路確保及び消費拡大を図るために、宮城水産高校フードビジネス類型の学生等が地元企業や大学と連携しつつ、気軽で食べやすい「伊達なホヤむすび」の新商品開発を実施。
協賛企業からのコメント
- おむすびの新商品開発を通じて、ほやの美味しさを広め、新たな消費者の開拓に貢献した点、高校生ながら地元の大学の研究実績を保存方法に活かすという視点等は、震災からの復興と地域活性化に繋がるものと期待されます。
事業概要
- わかめ・さんま・ほたて等の水産資源に対し、食品酵素で加工することにより、旨みの熟成や鮮度保持等の付加価値をつける事業。
協賛企業からのコメント
- クリアすべき課題はあるものの、海産物の風味を維持したまま長期保存できる技術は、新しい食文化を提案する上での有効なツールになり得ますし、地方創生に繋がる可能性もある「夢のある技術」だと感じました。
事業概要
- クラウドファンディングを活用して、喜多方産コシヒカリ米粉など全て会津の原料にこだわった餃子を製造と商品化を実現。
協賛企業からのコメント
- 食材にオール会津喜多方産にこだわり、安全・安心の付加価値を高めた身近な商品の餃子に取り組みました。また、クラウドファンディングを利用した資金調達も評価できます。
事業概要
- 「音と表現の革新」というコンセプトのもと、素材、技術、デザインの3つの独自の要素によって差別化されたエレキギターを宮城県女川町で製造し、国内のほかアメリカ、アジアへ販売する事業。
協賛企業からのコメント
- 国産材と伝統技術を使った質の高いものづくりに挑戦していること、宮大工技術をギターに盛り込むという全く新しい取り組みでの差別化と伝統技術の継承促進による地域活性化に取り組んでいる点を評価しました。